丸帯の丈をたす方法

Aをクリックすると文字の大きさが変わります。

825.56.jpg

御服屋  ※ 和裁士がつくるホームページ

| HOME | 紹介 | 丸帯の丈をたす方法 |

更新日 2014-08-26 作成日 2009-12-11

丸帯の丈をたす方法

昔の丸帯この帯は前の持ち主のお話では100年ぐらい前といわれました。100年前でも 大事にすれば使えるのですからすばらしいことです。巾は十分にあるのですが、丈が短いのです。3メートル90センチです。現在の正装用の袋帯は4メートル50センチ以上の丈がある場合もあります。少なくとも4メートル20センチはあるでしょう。

この丸帯の長さは中途半端です。一重太鼓には長すぎて、二重太鼓には無理があります。使いやすいように仕立て替えるには前頁のように帯を半分に裁ってしまう方法もありますが、この帯は今は貴重な手織りの帯と思われるので、縦に全部裁ってしまうのはもったいないと思い、同巻きになる部分に別生地をいれるという方法を行いました。
この方法は少々の問題があります。丸帯は生地巾が出来上がりの倍ほどあります。残念ながら必要分の帯地を適当な金額では入手できません。前ページの丸帯の仕立て替えで使った生地が残っていますのでそれを利用しました。
できるだけ元の形を変えたくないので帯巾も縫い直さずに行いました。そのために袋帯の裏生地を横方向に使います。丸帯の巾は8寸5分の出来上がりですが、袋帯の裏生地用の巾は8寸5分もないぐらいで縫込み分がありません。ちょっとこの方法は理想的とはいえませんが、丸帯の巾を全部縫い直すよりも手間はかかりません。

丸帯 手先部分

手先から1尺5寸ほどで裁つ

手先を裁ったところ

足し布を用意する 袋帯の裏地用 9寸×2の長さを二枚用意して縦方向を縫う。

付け足す布

丸帯と足す布を縫い合わせる。その前に 丸帯の縦方向を縫いやすいように少しほどきます。横方向に縫い合わせてから 縦方向を縫います。

手先に付け足す布を縫い付けたところ

帯芯を丸帯の巾より少しだけ狭くして切ります。手先から 丸帯縫込みと帯芯を綴じていきます。(帯芯ゆるみをいれながら)
表がえして お太鼓の口をとじます。 最後に手先をお太鼓の端から7寸の位置に横綴じをいれます。 折りたたんで押しをしたらできあがりです。
(帯芯を綴じるところに写真撮るの忘れてました。)

丸帯 伸ばした部分

60センチほど長くできましたので 約4メートル50センチになりました。
Doticon_red_Star.pngまだ 袋帯の裏生地が残っています。丈が短くて箪笥の肥やしになっている丸帯を残している方 先着一名さまですが この方法で使える長さに仕立て直ししませんか!!ご希望の方は お問い合わせのフォームからお知らせください。 料金は二万円ぐらいを予定しています。
丸帯が汚れている場合は洗いにだします。そのため1ヶ月半から2ヶ月の時間がいります。一本の丸帯を二本の袋帯にする方法もありますが、二本も必要ない方はこの方法の方がいいと思います。

▲ ページの上に行く


お気に入りになりましたら、ソーシャルブックマークに登録よろしくお願いいたします。
着物あきないバナー


京都の白生地の卸「伊と幸」
藍下上黒染めが注文できるお店!
本物を買いたい方へ

寒い冬はこのストッキングをはいて足袋をはく。普通のストッキングでは足に力がはいらなくなるので危険です。

絵羽織