朱子織
朱子織は たて糸とよこ糸がそれぞれ5本以上からできます。たて糸とよこ糸の数がM数あると
M枚朱子織
といいます。
たて糸の方が多く浮いている場合を
たて朱子織
。よこ糸の方が多く浮いている場合を
よこ朱子織
といいます。
正則朱子織
とはたて糸とよこ糸が一回だけ交錯して 組織点が隣接しない組織です。組織図の第一たて糸の交錯点から 第二たて糸の交錯点の数を
飛び数
であらわします。計算は たて糸の
完全組織
の枚数から計算して出します。
飛び数の計算方法
たて糸の数を和とする二つの数の組み合わせをつくります。
その組み合わせの中で
①片方が1である ②一方が一方の倍数になる ③二つの数が同じ
この三つの条件になる組み合わせを除外して 残った組み合わせが それぞれ飛び数になります。
5枚朱子 5= 1+4 2+3
6枚朱子 6= 1+5 2+4 3+3
7枚朱子 7= 1+6 2+5 3+4
8枚朱子 8= 1+7 2+6 3+5 4+4
以上のような組み合わせができますが ①と②と③の条件を除外すると
5枚朱子の飛び数は 2か3 7枚朱子は2か3か4か5 8枚朱子は3か5 となります。そして6枚の場合は残るものがないので 正則六枚朱子織というのはできません。
着物の織物では五枚朱子織 八枚朱子織 十枚朱子織 十二枚朱子織 十五枚朱子織というのがよく使われるそうです。
飛び数の数にそれぞれ たて朱子織とよこ朱子織がありますので 織り方の種類がたくさんあることがわかります。
五枚朱子織を例します。

飛び数の数え方

朱子織でも綾織と同じような斜文線があらわれます。これを
朱子線
といいます。 朱子線は縦糸と緯糸の密度でも大きく変わります。朱子織では朱子線が目立たない方が綺麗にみえるんだそうです。朱子線のようなものを見るには完全組織だけではなく もっと大きな組織図でみないと実感できません。
次のページは糸の撚り方向と織物の関係です。織り方だけでなく糸の撚り方向によっても織物の質が変わります。


