単衣道行コートの小衿
雨ゴートや薄物は単衣です。裏地がないので小衿の裏側の部分が袷とは少し違います。洋服でいう「見返し」をつけたりバイアス布で小衿の裏側をくるんだりします。従って見積もり方が袷とは少し異なります。見返しの事は和服ではその形から「ハート」といいます。雨ゴートはハートをつける時が多いです。薄物(絽や紗)はバイアス布でくるみます。長着でいう肩当てに相当するような大きさを付けると「肩すべり」といいます。

上記は身八つ口の下まである肩すべりです。丈夫になりますが必要な布が多くいるので表地からはとれないので肩裏をつかいます。背の低い方ならば表地を使うことも可能かもしれません。

肩すべりより布が少なくてすむのでこの方法を採用するのが一番多いです。

肩周りから小衿の縦の部分を布地で二重にしたくないときはこの方法をします。バイアス布は90度の角度にするのが理想ですが布地が足りない時は斜めを少なくする場合もあります。単衣道行コートの裁ち方は図で示した布を袷道行コートの裁ち方図にプラスしたものになります。


