和裁の道具2

ラシャ鋏

ラシャ鋏私は右利きなので右利き用のラシャ鋏を持っています。手を入れる部分は共通していますが 22cm、24cm、26cmの三種類があると思います。手芸屋さんには24cmが一番よく置いてあります。刃物専門店には22cm、26cmも置いてあります。ラシャ鋏の先端が尖りすぎているものはよくありません。布がひっかかるからです。微妙な部分ですので先端が使いにくい時は研ぎ士に変身し自分で丸く研いだりします。
写真の左が22cm 「有次」 右が26cm「京都常久」です。
ラシャ鋏の由来は羅紗という生地を裁つためのはさみからと思います。

ラシャ鋏 横からとった所ラシャばさみ 右利きの人が持つ時の方向文房具のはさみ

 

 

 

 

 

 

上の写真は 右側が文房具のはさみで ほとんどまっすぐです。真ん中が 右利き人が持つた時のラシャ鋏です。それを逆にすると 左利きの人が持てるかとというとそうではなく ラシャ鋏の持つところは 親指とそのほか四本をいれる部分に分かれていますので 左端の写真で 左利きの人が持つと 持つところの指がはいりません。ということで 左利きの人は 右利き用のラシャ鋏を使う場合 角度が逆のラシャ鋏で裁つか 左利きだけど 右でラシャ鋏をもって裁つか しなければいけなくなります。あるいは 指はいれにくいと思いますが 本来は 親指をいれる所に 親指以外の指をいれて 本来は親指以外の四本の指を入れる所に親指をいれて裁つかです。 刃物専門典だと 左利き用のラシャ鋏も売っています。

にぎり鋏

にぎり鋏 サイズの違いにぎりばさみはいろいろなタイプがあります。大きさも巾もいろいろです。私は細いタイプと普通巾と二つ持っています。にぎりばさみも使っていると切れ味が悪くなります。にぎりばさみはそのままでは研げません。U型になっているところを伸ばしてから研ぎます。従ってにぎる所に何かが巻いてあったりプラスチックで囲んでいたりすると研げません。私の場合、にぎる部分をバイアステープの一番細くて接着剤なしのを買って来て巻いています。年月がたつと手垢や自然な汚れがついてバイアステープが黒くなるので取りかえます。

にぎり鋏 持つ部分に布を巻くにぎりはさみで写真のようなタイプの物は他人に貸したりしてはいけません。 このはさみは個々の力の入れ具合をおぼえるくせがあります。他人に貸すと貸した人の力加減をおぼえます。完璧におぼえた後に返されると元にもどりにくくなり繰り返している内に切れなくなってしまいます。
二枚の写真の向かって右側のはさみは京都の錦市場の東端にお店がある「有次」のにぎりはさみの細口のものです。このにぎりはさみはとても切れ味がよく、ジョキジョキきれるはさみです。お値段もそこそこしますがだすだけの値打ちはあると思います。

所で にぎり鋏の切れ味が悪くなったので 一度伸ばして 研いでもらいます。そのあと また U字型にもどすと 以前の感覚と違うことになり 切れ味が変わります。一度 伸ばすと 元の感覚に 戻らないのを わかった上で 研いだ方がいいです。いい物を購入して 一度も研がない方が いいのかもしれません。

クロバーのにぎり鋏左のようなタイプならば共有しても切りにくくなるということは少ないのではないかと思います。

これは 先がとがりすぎていて 布に穴をあけてしまいそうで 使いにくいです。

 

 

和裁の道具3

指ぬき

指ぬき左はプロ仕様の「指ぬき」です。自分の指にあわせてカットして 作ります。和裁では金属製の指ぬきは使いません。指ぬきは利き手の中指の中節骨の所につけます。硬い生地を縫うと 一回 運針をしただけで 穴があいてしまうことがあります。鹿の革と聞いていますが 牛の革だと とても硬くて 指にあうように 丸くするのが難しいです。

 

市販の指ぬき 左は市販の指ぬきです。革の中に セルロース?のような物がついています。誰にでもあるように 大きめのサイズですが、本気で 運針をする場合 指ぬきがぐるぐる回ったのでは やりにくくて仕事になりません。指ぬきは 自分の指にピッタリあわせるのが 本当です。

指ぬきをつける位置運針の技術は 世界に誇れるものです。運針は基本で 運針の次に 「絎け」の技術というのがあります。着物は運針ができるだけでなく 絎けもできなければならないと思います。

 

 

三条みやす針使っているのは手縫い針の中の絹針「四の二」と「四の四」、ガス針の「三の二」です。つむぎ針を使う時もあります。「○の△」の○は針の太さを表し、数字が大きくなると細くなります。△は針の長さを表し、数字が大きくなると長くなります。針の頭に飾りのついた待ち針は出来上がった着物に針が入っていた時に ぬけなくなるので使いません。折れていない限りは 簡単に 抜くことができます。

プロは飾りのついた待ち針は使わないのですが、プロといってもさまざまで また和裁の学校もいろいろで、飾りのついた待ち針を使う学校もあるようです。

新しい針を使う時には機械油がついたままの針もありますので、布で拭いてから使うようにします。