タキイ廃業

和裁を続けたくとも 道具がなくなれば 仕事はできません。

こんな時代が来るとは 私が20代の時の和裁の先生も想像できなかったでしょうね。「着物はなくならない」と言っていた先生もいましたが・・・・。

電気釜 和裁用

 

 

 

 

 

 

この鏝の会社は地震があって図面が消失したために 作れなくなったのですが その会社が作れなくなって 唯一 あったタキイという会社が廃業しました。

私が 和裁をやめたとしても まだ 鏝が使えたら だれかほしい人に ゆずれればいいですが・・・。

これから 和裁をしようという人は コードがついた やりにくい鏝を使って 仕事をすることになるのかと思うと 哀しいです。

コードのついた鏝は まだあるのか わかりませんが・・・・。

 

羽尺と着尺

反物の長さの名前に 着尺 羽尺 というのがあります。着尺は着物一枚作れる長さがあり、羽尺は羽織やコートが一枚作れる長さがあるという事です。羽尺の方が短い長さになります。

羽織やコートがロング丈の物が流行しているので 羽尺では身丈が足りないということがありますが、それが理由で羽尺を見かけなくなったのではなく 着物が売れないので羽尺を生産すると効率が悪いのだろうと思います。

羽尺がないので 着尺で羽織やコートを仕立てることになります。 羽織やコート向きではない着尺を購入する人がいます。

羽尺を知っている世代としては 羽尺は 羽織やコートに仕立てるように柄を描いていたのだなぁと 思います。

呉服屋で 着尺ですが 羽織やコート向きですよと分類している呉服屋があるでしょうか? わからないけど そうした視点で分類する呉服屋はそうそうないと思います。

うちはしている できているという呉服屋さんがあれば 近くならば見学に行って見たいと思います。

部分なおしの依頼

きものの仕立てには いろいろな方法があります。和裁の仕事をしている人は どんなものでも仕立てられるという人もいるとは思いますが、着物離れが大きいので 学校でいろいろな仕立て方を学ぶ事ができません。

複数の学校で学ぶ事もあまりなく、学校で習った方法以外の仕立て方を知るには 部分直しというのを受ける事で 勉強する事が多いです。

部分直しというのは 最初から縫うよりも手間がかかりますが、縫い方によったら たくさん ほどいて縫い直ししなければならなくなります。

呉服屋がその縫い方を知らないので そこから説明するという現実があります。

着物好きにおすすめするのは 近所に よい仕立て屋さんを持つことです。そうすれば 呉服屋の説明とはまた異なる 着物の意見を着くことができるかもしれません。 着物選びに参考にしてほしいと思っているので 部分直しをさせていただいた時には 気がついたことがあれば 個々のお客様に伝えるようにしています。