着物の格2 紋の歴史

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更新日 2012-03-03  作成日2009-11-19

着物の格2 紋の歴史

紋の歴史

  • 紋の起源は 平安時代に公家の間で牛車の標識を付けた事がはじまりで, 家の紋として代々受け継ぐようになりました。
  • 武家社会になると戦(いくさ)の敵味方を区別する為に紋をつけるようになります。
  • 江戸時代には庶民にも広まります。町火消しや職人などが紋を付けた半纏(はんてん)を着ます。歌舞伎役者の紋が人気を呼んだりもしました。
  • 古墳などの遺跡の出土品の中にはシンボルが描かれているのでもっと昔からあったと考えてもいいかもしれません。

紋の数と格

  • 日本にはたくさんの氏名がありますが 家紋も何千種類あります。種類が多すぎて呉服屋さんによっては紋の係がいる店もあります。
  • 着物では長着と羽織に紋を入れます。
  • 紋の入れ方は決まっていて五つ紋が最上格です。次に 三つ紋 一つ紋 となります。
  • 男性と女性では紋の大きさが異なります。女性の紋は5分(約2cm)の直径の丸に入る大きさ。男性の紋は1寸(約3.8cm)の直径の丸に入る大きさ。
  • 女性の羽織は礼装として一つ紋か三つ紋を入れるのが一般的で 五つ紋にはあまりしないようです。

一つ紋 三つ紋 五つ紋の説明

紋の風習

  • 女性が結婚時に嫁入り仕度として喪服などの着物に紋をいれるとします。男の紋は家を表し 女の紋は血筋を表すとして母親の紋を入れる風習がある地域もあるようです。特に紋に頓着せず 家の紋もよくわからない人は桐の紋を入れます。誰が考えたのか?桐は誰でも使える紋ということになっています。家の紋を入れるのではなく おしゃれ紋といってオリジナルの紋を入れることもできます。紋についてもう少しくわしく知りたい方は得情報編1もご覧下さい。紋章上絵師のお仕事をご覧になりたい方は「紋匠堀川」さんで詳しく紹介されています。

紋についてのちょっと話

  • 誰もが自分の紋を知っているわけではありません。紋名を着物に染めるわけではないので 柄があっていればいいのですが、時にはやっかいなことがおきます。
  • 家紋帳というのはいろいろあるのです。家紋帳によって柄が同じなのに紋名が異なっていたりします。全部が違うわけではなく何かが少し違うのです。このような事があるので必ず柄を確認する必要があります。もしかしたら印刷時の間違いかもしれませんが・・・。
  • 紋に自信がないので墓石の紋を見てほしいといわれた事があります。残念ながら墓石の紋が正確とは限りません。大きな墓石なら彫りやすいかもれませんが・・・。
  • 嫁入り道具に紋を入れるのは 離婚する時に女性の持ち物である事を証明するためでした。封建時代でも妻の持ち物をかってに夫が自由にすることは違法でした。夫婦は異なる紋でいいわけです。
  • 呉服屋さんの持っている家紋帳はたくさんの紋が掲載されています。そこそこのお値段がするのですが、たまにお客様の方で調べたいとの理由で家紋帳を預けたりします。ところがいろいろしているうちにお客様に預けたままになってしまうこともあるそうです。家紋帳はただではありませんので、返してあげてください。

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