着物の生地の表裏

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更新日 2012-03-13  作成日2009-11-19

着物の生地の表裏

表地の裏表の見分け方

  1. 反物に表の判子(はんこ)があれば、そちらが表です。
  2. 「すみうち」が付いている方が表         
  3. 生地そのものに「ちりめん」「大島紬」など字が織りこんであったなら読める方が表 。
  4. 綸子は光って光沢のある方が表。
  5. 織物自体に表裏がなくても 染色が濃く 綺麗に染色されている方が表 。
  6. 商標などのシールが貼っている方が表(中には違う時もあるので注意)
  7. 地模様が浮いている方が表。(慣れないとわかりにくい)
  8. 金拍が張っているほうが表 刺繍が綺麗なのが表 。
  9. お客様や呉服屋さんが表と指定した方が表 。
  10. パッケージに入っている反物は色や柄が見やすいように、見えている所が表になっています。長襦袢では外表に二つ折にしてから芯木に巻いている物や途中だけ外表にして芯木に巻いています。

表のはんこ
表のはんこがしている


生地に織り方などの名称が織り込んでいる
生地の端に織り方の名称など読める方

さやがたの地模様
よくある地模様の生地ですが卍になっているところの中心が光沢のあるほうが表です。

裏のしるし
裏のしるしというのもあります。
すみうちは表にします。初級編9に見本があります。
生地の耳ではなく 少し中側に無造作にチェックしたような印でレというふうに読めるような印。
ウは裏の意味です。この印は薄いのでカメラでは綺麗に写せないので参考にと描いてみました。生地はどんすの裏です。

 

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両方使える反物

両面使える反物は裏表のない織り方になっている事が必須条件です。 先染め織物は糸を染色し、その後織ります。糸は裏表関係なく染められるので 両面表として使うことができます。生地を織ってから染めるという後染め織物でも 両面共 表として染める反物もあります。片面ずつ異なる柄が染めてある場合もあります。柄が違えば 好みの方を表として使います。
単衣の着物は裏側が見える場合があります。例えば 歩いていると上前衽の裏側が見えます。裏が見えるのは良くないので 裏表の違いがないように染めている場合もあります。

裏地の表裏について

  • 胴裏    
    • 平織の胴裏(一番一般的)は両面使えます。
    • 寿などの字が織り込んであるのは読めるほうが表。
    •  鶴などの柄入りは模様が綺麗な方あるいは浮いている方が表。
  • 八掛け 
    •  パッケージに入っているのは見えているところが原則外表。
    •  色の濃い方が表。
    • 留袖 振袖 訪問着などは仮絵羽で 付属している為表地を参考にする。
  • 肩裏
    • 一枚物は見てすぐわかる部分が表になってパッケージされている。
    •  最近はお店では疋で購入する時もあります。(六枚分あります) この場合は芯木に中表で巻いているのが普通。

呉服屋さんの表裏と悉皆屋さんの表裏

千切り裏表は時に厄介なことがあります。お客様にすぐに見てもらえるように表をむけて展示している商品があります。そのほか 芯木に巻いている反物は中表にして汚れないようにしています。
着物には仕立て前にゆのしやゆどおしが必要な反物があります。その作業は悉皆屋さんが担当します。悉皆屋さんを経由して仕立て屋に渡された時は 中表だったり外表だったりして戻ってくるのです。洗い張りの着物は外表が多いです。
仮絵羽や洗い張りの着物を「端縫い」する時に 表裏を混同させて縫い合わせる時があります。
ガード加工をするお店が外表にして持ってくる場合があります。
仮絵羽になっている着物の中に「すみうち」がない反物も見たことがあります。
丁寧な呉服屋さんは悉皆屋さんに出す前に糸印をするお店があります。このような事はたいへんよいことで 仕立て屋としても安心できます。
生地の裏表は大切なことなのに 無頓着なお店があるというのは悲しいことです。そして 最終的に裏を表にして縫えば 仕立て直すのは仕立て屋です。

悉皆屋さんについては 「中級編4 着物が仕立てられるまでの工程」に掲載しています。

中級編4 >>

すみうちについては 「初級編9 すみうち」に掲載しています。

初級編9 >>


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