衿肩明きを直線裁ちにする利点

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更新日2012-03-04  作成日 2007-1-24

衿肩明きを直線裁ちにする利点

長襦袢が直線裁ち、長着が途中までカーブにした時の衿

衿肩周りの異なる長襦袢と長着を着た場合写真は長襦袢は直線裁ちで 衿肩明きの裁ち巾は断ち切り2寸4分、背縫い3分、繰越8分、つけこみ3分、出来上がり繰越巾は1寸1分です。一方 長着は衿肩明きの裁ち方が二番のタイプで途中からカーブさせていますが肩山まではいかない裁ち方です。断ち切りは2寸6分、背縫いは3分5厘、繰越1寸2分、つけ込み3分、出来上がり繰越巾1寸5分になっています。出来上がり繰越巾で4分、衿肩周りは左右あわせて6分、長着の方が大きいです。かなりの差がありますので結果 長着の衿にへこみがみられます。衿のすぐ下の身頃の部分にもヘンなへこみがあります。巷で着物を着ている人の中にはもう少しましですが衿にへこみがでている人がいます。この長着の衿肩周りの寸法ではもっと衣紋を抜かないと綺麗にきれません。和裁の心へがある人ならば出来上がり繰越巾を1寸5分にしているだけでちょっとそれは大きすぎるとわかります。

男物の直線とカーブについて

男性は首にそわして着るので繰越巾はありません。男性の着物でカーブさせてしまうとカーブの形が個々の首周りとあわなければ綺麗にきれないということになります。必要のない出来上がり繰越がカーブによってできてしまいます。男物はめったな事では洗い張りの依頼はありませんし、わざわざ購入するだけの金銭的余裕はありません。ご存知の方はご一報下さい。

外着の衿肩明きについて

長襦袢や長着の衿肩明きを直線に裁つ仕立てでも、羽織やコートはカーブさせて裁ちます。直線裁ちの上にあう羽織などの衿肩明きのカーブ寸法はわかっています。カーブ裁ちにあった羽織などの衿肩明きのカーブ寸法は知りません。正直いって 3番のタイプはかなり大きな衿肩明きになります、現在は羽織やコートを着ない人も多く、そこまで深く考えていないのかもしれません。

衿肩明きの直線裁ちの良い所

平行に裁つと仕立てなおしの時に繰越巾を変更できます。

衿肩明きを直線たちにした場合の利点
衿肩明きをカーブに裁つ場合の欠点

平行に裁つと前後の身頃を交換する時に衿肩明きを裁ちなおす必要がない。全体の事は中級編7 和服の裁ち方1をご覧下さい。背縫いの部分が一番力がかかって生地が傷みます。次に傷みやすいのは上半身では肩の部分です。その部分を交換する時、直線派はただ肩山をかえるだけですみますが、カーブさせると後に向かって衿肩明きが開いてしまいます。衿肩明きを裁ちなおさなければなりません。この時点で繰越を自由に変えられなくなります。また衿肩明き部分の生地がきりはなされてしまいます。一枚の反物にはもどせません。

衿肩明きをカーブさせて裁つと着物の仕立て替えの時にどのような事がおきるかの説明

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