着物を購入する時

着物の購入する時 鏡の前で体に沿わして 顔写りがいいかどうかを見たりします。自分に似合うのかどうかを見るのは 大切ですが 仕立てる仕事をしていると 産地とか色やら柄も見ますが やっぱり一番みたいのは 生地がどうかということです。夏物でもないのに 薄々で立てて透かしてみたら 向こうがみえるような生地はやめるにこしたことはありません。すぐ近くで見ていると 向こうが見えるような生地がどうかまではわかりません。4、5メートル離れて誰かに立てて持ってもらうとすぐにわかります。一度 お試しください。店員さんには嫌われますが そうやって 確かめたら困るようなことをいうお店ならば 購入しない方がいいのです。お店にはそれしか置いていないということはありません。薄々の生地の値段はこれぐらい、そうでないのを購入しようとすると これぐらいはださないと ないのだなぁと リサーチする事が必要なのです。 

着物の仕立て直し

着物は多少 太ったり 痩せたりしても 着ることができるといいます。これが転じて、着物はフリーサイズと思っている人もいますので、悲しくなってきます。私の経験では身巾は5キロ変われば変化に気づき、10キロ変わればあわなくなります。
着物の仕立て直しというのは手間がかかるのです。まず「ほどく」のに時間がかかります。コートはミシンで縫っている場合があります。ほどく時に手縫いであっても生地を傷めてしまう時がありますが、ミシン縫いは糸を抜いた後の穴がふさがらない時もあります。生地を傷めないように慎重に糸をぬかねばなりません。大きくする時には以前縫った所がどうなるのかを考える必要があります。
やってみないと 綺麗に縫い直せるかはわからないのです。最初から縫う時には手が入れられますが 途中からの縫いなおしでが手がちゃんとはいらない所で縫い直したりします。結局はそれが 手間がかかり、綺麗に縫い直せないにつながります。手間がかかりますという事を中々理解してもらえないのが現状です。元々の工賃が低いのでなおしの料金は 必ずしも労働にみあう料金にならないのです。
「フェアートレード」をできるだけしたいと思うならば 直接 和裁士に仕立てご依頼するのがいいです。
今は ミシン縫いの着物も珍しくはありません。すべてミシン縫いの着物を仕立て直すような時代がきたら どれだけ 手間がかかるのだろうと はるか遠くの山を見てしまう。

実際の仕立て直しについては 和裁 着物の仕立て直しをタップしてください。

パールトン加工した着物の染め替え

正絹の着物は染め変える事ができます。理由はいろいろです。染め変える時は まずほどいてから行います。

パールトン加工をしてしまうとそのままでは染替えができないので 加工の効力をなくしてから行なわねばなりません。

少しでも 加工のおち具合が場所によって違うと 染めるとまだらに染まる可能性があるというのは 素人でも想像がつきます。将来 染め変えるかもしれないと思うような着物にパールトン加工しない方がいいと思います。パールトンの効力をなくすためには 何かの溶剤を使うのだろうと思いますが 生地は傷みます。その時はいいと思っても・・・。普通の 染め替え代の費用よりも 高くなっても文句はいえません。

販売店は 何十年後は 新たな着物を買ってほしいので 今のことしかいいません。