基礎編1 着物の分け方と名称

表地の名称

表地の分け方による名称の違い

種類別 長襦袢 長着 羽織 コート 半纏 丹前 など
素材別 絹 ウール 麻 木綿 化繊 交織
産地別 丹後ちりめん 浜ちりめん 結城紬 大島紬 黄八丈 ほかたくさん
織物別 ちりめん 羽二重 綸子 お召 紬 紗 絽 その他多種
染色別 友禅 小紋 紅型 中形 藍染めなど)
格別 礼装用 おしゃれ着 普段着
作家別 人間国宝の認定を受けた方などいろいろです。

四つ菱着物には多くの分け方があります。業界の方々はそのときどきで着物の名称を使い分けます。例えば 『ちりめん』という名称があります。織り方に縮緬というのがあります。織られた産地で丹後ちりめんや長浜ちりめんなどがあります。反物の生地端に産地のはんこが押していたり、織り方の名称などが織り込んでいたりします。その一方で全く何もない物もあります。産地のはんこは染色によって判読不明な場合もあります。わかる人にはわかる これがこの業界なんです。

織物別については織物編をご覧ください。
織物編地図 >>


裏地の名称

中輪に十の字裏地は素材別に絹とウールと木綿と化繊があります。着物の裏地は裏であって裏でない、表の役割もあります。洋服以上に裏側が見える作りになっています。また裏地の色柄を選ぶのが楽しみの一つです。

 

着物の種類 裏地の名称
羽織・コートなどの外着 肩裏(かたうら) 額裏(がくうら)←男物の羽織用
長襦袢 胴裏(どううら) 男物用の胴裏(どううら)
女物長着(着物)
裏地を二種類使う
胴裏(どううら)、 裾回し又は八掛け。男物の紋付は胴裏を使用します。 特に紅い胴裏を紅絹(もみ)
男物長着(着物)
通し裏地用
花色もめん(木綿製ですが男性は力がかかるので表地が絹でも木綿を使います) 、色羽二重(絹製)、無地大島

胴裏についての詳しい説明 >>
八掛け 裾まわしについての詳しい説明 >>


素材についての補足
モスリン 新モス 人絹

最近は普段に着物を着る人が少ないのでモスリンも新モスもいわなくなりました。
着物が普段着の時代はモスリンといえばウールの着物をさす言葉でした。モスリンというウール素材の生地というのが正しいのかもしれません。現在は モスリンではわからない人も多く、ウールの着物と呉服屋さんも説明する方が多いかもしれません。新モスは木綿をいう言葉です。新モスは裏地や裾芯などに使います。人絹は人が作った絹つまり化繊ということです。人絹に対して正絹があります。