外着1 羽織と十徳の違い

十徳の絵十徳には何流十徳などあるみたいです。お茶など正式に習ったことがないのでよくはわかりませんが、ニュースで表千家や裏千家の初釜の映像をみるかぎり家元が十徳を着ておられます。実家がお寺さんの方に聞いたのですが「十徳は着ない。」ということで 現在は茶道関係の方が主に着ている着物のようです。くわしく お知りの方 暇ならメールください。 男性の着物で 女性は着ないのではないかと思います。

項目 羽織 十徳
袖口 小袖口 広袖(袖丈=袖口)
袖丸 丸みあり 角袖(丸みなし)
折り返す 折り返さない
襠(まち)がある 襠(まち)あるいは襞(ひだ)をつける
前紐 組紐や共紐 共紐
定紋を入れて
礼装になる
定紋なし
その他 男女共着用
単衣,袷,薄物がある
男子が着用する絽や紗などの薄物

外着1 道中着と道中着衿コートの違い

道中着
現在は道中着と道中着衿コートに明確な区別はないように思います。江戸時代には女性が旅で着るのが道中着です。男性は道中着合羽といいましたが いつごろからか 道中着が省略されて合羽というようになりました。現在 一般の男性で着物用のコートを持つ人は少数派です。合羽は歌舞伎や映画などで使われるのみです。女性も江戸時代の道中着を着る人はいないでしょう。歴史編8 南蛮風俗を参照ください。
道中着は衿と背縫いにきせをかけます。脇や袖付は割って仕立てます。基本的にきせをかけるのが和服の特徴で西洋の影響があるコートは縫込みを割るのが原則ですが、道中着はまざっています。仕立てによっては衿も背縫いも割って仕立てる方法があります。そうなると道中着衿コートと呼べなくもないですが、どちらで呼んでも大きな違いはありません。
道中着の衿の形や縫い方にはいろいろあります。長着の広衿のように中心を折って後は自然な形にして着るのが一番基本です。この衿型は脇の紐で結んでいるだけなので着崩れやすいです。今は 衿を折って着ないタイプの既製の道中着を良く見かけます。長襦袢でいう所の関東式が道中着の基本ですが、関西式の道中着もあります。 写真は共布で飾り紐を作っています。組紐もあります。組紐の飾り紐には 新橋むすび 釈迦むすび 梅むすび などがあります。

コートの衿の形は 別のページにあります。

外着1 被布と被布衿コートの違い

被布の絵
被布は衿の形がかわいいので七五三の時に子供が着る場合が多いです。被布は最近あまり作る人がいないので飾り紐を必ず置いているという呉服屋さんは少数派ではないかと思います。飾り紐だけで止めるので裾の方はあいています。正座する習慣があったからだと思います。上で止めているだけですので、すぐに竪衿が広がるので少し下にスナップをつけてもいいのではと思います。たぶん子供物は付いていると思います。

紹介のコーナーで ちょっと変わった被布衿コートを紹介しています。

項目 被布 被布衿コート
TPO 外出着時も室内着として両方着る 外出着であり室内では脱ぐのが礼儀
着方 長着の上に着る 長着の上にも羽織の上にも着用できる
襠(まち)がある 襠(まち)がない
衿型 たて衿と小衿の間を
1寸5分から2寸あける
衿型は自由
竪衿の
付け方
片返し(竪衿が上にのる) 割り縫いにする
竪衿の巾 上を狭くするときがある 巾は一定
竪衿の裾 丸みはつけない 丸みあり,なし両方ある
前下がり 前下がりを付ける
(子供物はない)
付けても付けなくてもよい
被布用の飾り紐をつける
内紐はつけない
くるみボタンの方が多い
内紐あり
ポケット 付けない 付けても 付けなくてもいい