初級編地図

背は脇にはかえられない


ウサギ初級編1 賢く着物生活を楽しむ為には呉服屋さんにお任せで終わらせたくない人へのアドバイスです。
◎ 初級編1 >>


ウサギ初級編2 男女の着方からくる着物の違いを説明しています。
◎ 女物と男物の違い >>
◎ 衿肩回りの女物と男物の違い >>


ウサギ初級編3 身長や体重から寸法を割り出すことができます。身丈や裄や身巾は測ったほうがより着易い着物になります。洋服とは違う測り方をします。
◎ 着物用の体の採寸方法 >>
◎ 着物の裾位置 >>
◎ 着物の身巾 >>


ウサギ初級編4 着物は形が変わりませんが着物には格付けがあります。大きくわけると普段着、おしゃれ着、礼装です。
◎ 着物の格 >>
◎ 着物のTPO >>


ウサギ初級編5  付け下げと訪問着の違い よく聞く名前ですが、この着物のそれぞれの違いはどこにあるのかを説明しています。
◎ 付け下げと訪問着の違い >>


ウサギ初級編6  どんな着物を買っていいのかわからない人に まず一番 申し上げたいことは 似合わない着物は買わないということです。
◎ 初級編6 似合う着物とは? >>


ウサギ初級編7
着物の保存とお手入れ方法の説明 長く着る為には お手入れが必要です。
◎ 初級編7 >>

初級編1 着物の達人への道

着物を賢く興じるには

着物の達人は自分でできる事は他人に任せません。

  1. 先を考えて着物を選ぼう
    • 物には必ず適正な価格という物があります。 安すぎる物には理由があります。「安物買いの銭失いに」ならないようにみるめを養いましょう。サイト全体がヒントですが、最近、仕立て方が変化してきました。着物の常識が常識でなくなる危険がでてきたのです。常識とはどんな事なのか下に掲載しています。
  2. 自分で着物を着れるようになろう
    • 着物をきるごとに着付けを頼んでいたのではもったいないです。どんなに上手に着せてもらっても自分で着るのとは異なります。最初からうまく着れる人はいません。繰り返し着ることでそのうち着れるようになります。
  3. 自分の寸法を知ろう
    • 購入してから寸法が足りないという事がないように,また初めての呉服屋さんに仕立てを依頼する時 自分の寸法を知っていれば採寸の手間も呉服屋さんに着物を預ける事も必要ありません。
    • 古着を買うときにも役に立ちます。
  4. 半衿を自分で付け替えよう
    • 半衿は汚れたら取り外して付け替えます。羽二重ならば手洗いができます。ちりめんはドライクリーニングをしないと縮んでしまします。 和服専門の悉皆屋さんにだしましょう。
  5. 脱いだ時に形を整えよう。
    • 長襦袢,長着,帯は脱いだ直後 体温が着物にあるうちに手で伸ばしておきます。帯揚げや帯締めも同様です。 脱いだ直後のちょっとした手入れがポイントになります。次の日に しみが付いていないかを点検します。長く着ている着物や古い着物は背縫いが割れてきていないか 裾は擦り切れていないかなどを生地の具合も点検します。
  6. 草履や下駄は鼻緒の調節をしてもらおう
    • 普段靴しか履かない人が下駄や草履を履くと鼻緒ずれがおきます。慣らしておく事もいいですが、鼻緒調節してくれるお店で調節してもらったほうがより良いです。
  7. 悉皆屋さんと知り合いになろう
    • 着ればよごれるあたりまえ 悉皆屋さんは汚れを落したりする着物の専門家です。近くにお店がないならば親切な呉服屋さんとお取引しましょう。
  8. 仕立て屋さんと知り合いになろう
    • ちょっとしたなおしなら呉服屋さんをとおすよりお安くできるはずです。家か職場に近い所に仕立て屋さんがいれば便利です。仕立て屋さんは直接お客様にあって縫うわけではないので呉服屋さんからの寸法表以外の情報はありません。ほんとうは着る方を直接見る方がより良い仕立てになるはずです。

着物の常識とは

柿の花着物はほどけば、反物の形にもどす事ができる。これが着物の大きな特長です。耳や縫込みは切らずに残す。これで体形の変化に応じて縫い直しが可能です。又それなりに条件はありますが、種類の異なる着物に仕立て替えができます。着物を帯に仕立て直す事もできます。
これは物を大切にする日本人の知恵であり心でした。現在長く続く不況と着物離れの為に、素材の悪い着物を製造したり、長く着れるように仕立てないお店があります。学校で浴衣一枚縫う授業があるといいのですが、最近の家庭科は食や介護に重点があるように思います。できることならば たくさん着物を買う前に知ってほしいと思います。

初級編2 女物と男物の着物の違い

部位別男女の違い

男物 名称 女物
対丈 身丈=着丈 身丈 基準は身長
振り口がない 人形がある 振り口がある
身八つ口がない 身頃 身八つ口がある
棒衿 衿巾が一定 衿型 広衿 ばち衿
二種類ある
ない 繰越 ある
後身頃の内あげの位置が
帯を結ぶ位置になるのが理想
内あげの位置 身八つ口から1寸~1寸5分下
ない おはしょり ある(着る時にできる)
角帯 兵児帯 など 袋帯 名古屋帯 丸帯
博多帯 八寸帯 半巾帯
などいろいろある

身丈の違い

◎ 男物は腰の位置で紐や帯で固定するという着方です。脇の部分に開口部がありません。袖も袖口以外は開いていないので財布などをいれることもできます。女物の振り口にあたる部分を人形といいます。

男の身丈は対丈

◎ おはしょりを作る為に着物の丈が身長分必要です。衿の部分を整えやすいように身八つ口があります。振り口については「振袖編3 振袖の歴史」で詳しく掲載しています。おはしょりについては歴史編の地図をご覧ください。女の身丈は身長

首周りの違い

◎男性は首に衿を沿わしてきます。衿を首のまわりに立てるような感じです。テレビで男性が着物を着ていると衿元がだらしない人が多くいます。歌舞伎役者さんや能狂言師の方達が普通に着物を着ている姿を参考にしていただいて、きりっと美しく着物を着てほしいです。
◎女性は後ろ側の衿を首から離して着ます。これを「衣紋をぬく」といいますが、衣文を抜きすぎると下品に見えるということがわからない人が多いのです。最近はぬきすぎる人が多く、背中のお手入れをしていないので要注意といっておきます。仕立てそのものが首周りが大きい着物があります。呉服屋の好みなのか、仕立て屋の好みなのかはわかりませんが・・・・。その場合は 気の毒です。売る側の責任はおおきいと思います。

男は首に沿わす 女はすこし衿をひく

 

長襦袢

◎ 女性も男性も身丈=着丈です。
男性は長着より長襦袢の丈を短くしないといけません。女物の長着に身八つ口と振り口があるように長襦袢にもあります。詳しくは「長襦袢」の項目をご覧ください。

男女とも長襦袢身丈は対丈