着付け道具(和装小物)

小道具の見本

前板
前板
前板のみ、紐付き、ゴムベルト付きの三種類があります。ベルト付きは体と帯の隙間が開いて帯揚げが入れやすいというのが売りです。少し厚めのボール紙で代用できます。夏場は通気性が悪いので使わない方がいいですが・・・。写真の下がベルト付きです。
衿芯
衿芯
半衿と地衿の間に通す芯です。写真の物は厚めです。もっと薄い物もあります。どれを使うかは 使わないを含めて それぞれです。衿芯は裏側にいれるのか表側にいれるのかでいつも迷います。着付けする方に聞いてもいろいろです。結局、好きな方ということでしょうか・・・。ただ 写真のような模様のある衿芯を表側にいれると薄い半衿では衿芯の柄がうつりますので、注意が必要、裏側に入れるのが無難です。
帯枕
帯枕
帯枕にはさまざまな大きさと形があります。大きく分ければお太鼓用とその他用があります。帯枕はほんとうは枕だけをさします。写真はガーゼでくるんでいるタイプです。細い紐がついているタイプのもありますが、ガーゼでくるんでいる方が使いよいです。紐では肋骨にくいこむ時があるからです。劇場などの椅子は着物を着る人のことまで考えていませんので高い帯枕はやめた方がいいです。
腰ひも腰紐

腰ベルトやコーリンベルトを使うならば腰紐はいらなくなります。昔からいわれていることですが、着物は慣れれば腰紐一本で着れます。着る回数が増えれば自然にそうなれます。腰紐には素材で絹 ウール 麻 化繊があります。身巾の広い人は長尺物を選びましょう。

コーリンベルト

コーリンベルト

長着の衿を整えた後に下前の衿にとめて、上前の身八つ口からだして後ろに回して上前の衿にとめます。女性が使う物ですが人によっては使う事で半衿の見せ方がうまくいかない時があります。というよりも必要以上に衿を引っ張りすぎるきらいがあります。うまくいかない時は紐でしましょう。

腰ベルト

腰ベルト

女性が長着を着る時に裾の位置を決めて腰で結ぶ時に使います。最近は男性用の腰ベルトもあります。二回巻いて端についているフックでとめます。

帯止め帯どめ

着る時に長襦袢と長着の衿がづれないようにとめたりします。また 帯を結ぶ時に仮に止める時につかったりもします。ないと着れないものではありません。取り忘れに注意しましょう。ピンクのはプラスチック製です。左は真鍮なので高いです。

伊達締め伊達締め

左の上の赤い伊達締めは昔のです。広くて長くて帯と間違えるかもしれません。その下の緑色のが正絹の伊達締めです。右の二つは化繊です。右上のは衿をはさむ金具がついています。男性用でも同じタイプの物があります。写真にはないですが、マジックテープ式の伊達締めもあります。

帯枕の台 帯止め帯枕の台と帯どめ

背中の後で帯にはさんで使います。左の物は昔ので、骨組だけて作られているようなものですが、最近は右二つのタイプに変わりました。中央のは帯枕の台が二通りあり、好みで変えられます。帯枕の台を取り外す事もできます。右側は変えられません。また慶弔用に白と黒もありますが、誰かに見せるものではないので一つあれば十分です。またなくても帯は締められます。いつもあたる部分が同じなので 着物にすれがおきたりします。

帯どめ

向かって左が帯止めです。帯が緩まないようにしっかり締めてから帯をはさみます。右側は帯枕の台です。市販の物を買わなくても 手ぬぐいを巻いて作る事もできます。昔はそのようにしていました。

補正着

補正着は必要でしょうか?

補正は必要な所に必要なだけするのがよろしい。一番肝心なのは  姿勢です。姿勢が悪いのは体によくないです。着物を着れば体のいがみもよくわかります。つまり姿勢が悪い人はどんなに良く見せようとしても限界があるのです。
補正は基本的にタオルかガーゼがあればできますので 補正着を最初から買う必要はありません。慣れてきてから必要を感じれば買えばいいのです。

女性の補正

和装用のブラジャー
和装ではよせてあげてのブラジャーではなく、できるだけ胸を平らにするブラジャーをします。その方が着崩れないのです。和装用をわざわざ買わなくても、スポーツ用のインナーでいいんです。むしろスポーツ用のほうが耐久性 吸湿性 保温性にすぐれています。

ウエストとお尻

腰とお尻の補正に使う道具

女性はバストの下から骨盤の上まで細くなっていきます。この間に帯を巻きますが、胴巻きの巾は4寸ちょっと(16センチぐらい) 横に筋がでないようにタオルを巻きます。ウエストが細ければ細いほど帯が下がってしまいます。最初に締めた位置からづれるのを少しでも減らす役目があります。
お尻は丸の部分がへこんでいる場合が多く 丁度この部分はお太鼓の垂れ先の部分で平らにしている方が帯が崩れにくいです。またどんな人でもお尻全体は丸みがあるので 少し平らにします。

腰とお尻の補正に使う道具腰パットはガーゼで作った簡単なタイプからレースの付いた大層なものまであります。補正着は痩せたり太ったりすれば必要なくなったり、小さくなってしまったりもします。万能なものはありません。
たまに着る程度ならば 着るたびに補正着を作るのはいいですが、よく着物を着る人は使い易く 洗濯し易い方がいいので 様々な補正着が売られています。


ウエストとお尻の両方を一度に補正する

ずぼらな御服屋おかみはウエストに巻いてからお尻にも付けるのがめんどくさく、二つをひっつけた物を作っています。素材は白のキルティング、その他、縁取りのためにバイアステープと前でとめる為にマジックテープをつけています。上の部分を広げることができます。補正の厚みが足りない時はタオルを間にいれる事ができます。下の部分に小さいタオルをいれることもできるのでお尻のへこみを調節する事もできます。

オリジナルウエストとお尻 一度に両方補正
広げた所ウエストの補正が不足の場合はタオルをはさめる


胸元の補正
体型によっては必要ありません。肩がまっすぐの人、いかり肩の人は胸元だけに
上半身は体形によって異なります。大抵の人が肩のすぐ下で鎖骨の細くなるところに凹があります。マジックテープ付きの肩パットのような形をした物を付けます。わたしは肩の凹もありますが、衿をしっかりのせる台を作る事となで肩に見せるために衿元に斜めにタオルを入れます。V字にいれただけだと着付けの時に肩から落ちてしまいます。着るのが「へた」だという意見もありますが、自分で着る時はしゃがんだりする事もあります。
を向くと落ちてしまう時もあります。落ちないようにする為に工夫して作ったのが写真の補正着です。前はタオル、後は綿の生地、ボタンをつけてボタンホールの付いている特殊ゴムで前後を止めます。補正着というのは色っぽくありませんね。
胸元の補正前から胸元の補正後ろから

両方をつけたところ胸元と下半身の補正着 両方つける

帯枕の大きさ 厚み

着物を着て長時間 背もたれのある椅子にすわる場合 帯枕があつみが大きいと背もたれに背中をつけようとしても帯枕にさえぎられます。帯枕の大きさによっては 姿勢が悪くなり 疲れます。
観劇になると 前に座っている人が前のめりになると、後の席にいる人は見えにくくなります。これを防ぐには厚みのない帯枕をするのが一番です。

帯枕の厚みや形をくらべる

↑の帯枕は巾はほぼ同じですが 厚みが違います。半分ぐらいの違いがあります。

帯枕の紐に注目

上の帯枕の欠点
紐の帯枕はあまりよくありません。あばら骨に紐がくいこむ時があるのです。帯をする時に一番いやなのは帯枕の紐がみぞおちにくいこんだり、あばら骨の間にはいる時です。
このようなことにならないためには ガーゼで帯枕全体をくるむのが一番いいです。

ガーゼでくるむ