和裁初級 地図

地のしは建物の基礎工事と同じ 


ウサギ和裁初級1着物によってですが、着物は仕立てあがるまでに工程があります。
◎ 着物が仕立てられるまでの工程 >>


ウサギ和裁初級2  着物の裁ち方 着物の裁ち方はいろいろな種類があります。生地巾や生地丈によって 裁ち方がかわりますが ここでは 一番オーソドックスは基本の方法です。
◎ 着物の裁ち方1 >>
◎ 着物の裁ち方2 >>
◎ 繰り越し と 切り越し >>


ウサギ和裁初級3  裁つ前に必ず、「地のし」をします。その理由と方法。仕立てがきれいに見えるのは 生地の地の目と着物の構造が関係しています。
◎ 和裁初級3 地のし >>
◎ 生地の地の目と着物の構造 >>
◎ 和裁初級3 後巾と前巾のバランス >>


ウサギ和裁初級4  着物の裁ち方 たて縞やよこ縞の柄のあわせ方について
◎ 追い裁ちと逆きじ >>
◎ 縦方向の柄 >>◎ よこ方向の柄 >>


ウサギ和裁初級5 経つ時に 注意しないといけない 「界きり線」についてです。最近の反物はほとんどみかけませんが うっかりすると大失敗につながります。
◎ 和裁初級5 界きり線 >>


ウサギ和裁初級6  袖の割継ぎ について 裄寸法がたりない場合の仕立て方。裄が広い人や反物の生地巾が狭い時に行います。 
◎ 和裁初級6 袖の割継ぎ >>


ウサギ和裁初級7  袷の着物の裏生地の裁ち方について
◎ 胴裏の裁ち方 >>
◎ ぼかし八掛けの裁ち方 >>


ウサギ和裁初級8 着物のほどき方。着物を知りたければ 節約したければ 自分で着物をほどくことです。 着物の端縫いについて
◎ 和裁初級8 着物のほどき方 >>  ◎ 和裁初級8 端縫い >>


ウサギ和裁初級9  すみうちは製造者から仕立て屋への設計図です。着物そのものに設計図を描くのです。
◎ 和裁初級9 すみうち >>
◎ 和裁初級9 付け下げの袖の柄位置1 >>
◎ 和裁初級9 付け下げの袖の柄位置2 >>


ウサギ和裁初級10  関西式長襦袢の立衿下がりの位置と寸法について
◎ 和裁初級10 立衿さがり >>

着物が仕立てられるまでの工程

最低限必要な日にち

  • 着物の反物は仕立て屋がすぐに作業にかかれる反物と反物の整理をしてから仕立て屋が作業にはいれる反物とに分かれます。
  • 反物の整理とは ゆのし ゆどおしのことです。
  • そのほか必要に応じて 解き端縫い 紋入れ ガード加工 などを行う時もあります。
  • 長着一枚仕立てあげるのに ゆのしやゆどうしに3日 仕立て屋さんに4日~5日は必要です。 全部で一週間ぐらいは最低必要ということになります。
  • 配送の関係で時間がかかる場合もあります。 紋いれなどの作業が加わればもう少しかかります。

悉皆屋 (しっかいや)

  • 呉服屋さんの取引業者には必ず悉皆屋と呼ばれるお店があります。
  • しみぬき 紋入れ ゆのし 湯通し 解き端縫い 色やけなおし 丸洗い 洗い張り 染め替えなど それぞれに専門家がいます。
  • 呉服屋さんがそれぞれの専門家に作業を依頼するのは手間がかかります。悉皆屋さんは一手にこれらを引き受けて 必要に応じてそれぞれの専門家に作業を依頼します。

通常の仕立て期間は1カ月から

  • 呉服屋さんの中には仕立てのお店に渡したらすべてを任せてしまうお店があります。
  • 海外の縫製業者にまかせてしまうお店の事情はよくわかりませんが まとまった量がなければ 送料がかなりのものになります。従って 海外縫製になると時間がかかるのは当然です。
  • 湯のしや湯どおしは機械で行います。ある程度の量がまとまったら作業にはいるというのが現状です。反物一枚だけのために機械は動かせません。湯のし 湯どおしに3日といいましたが お店の事情で 時間がかかる場合もあります。

図で見る工程

着物が仕立てられるまでの工程

 

昔は 呉服屋さんも仕立てをしていた

  • 昔は「あら裁ち」をしてから呉服屋は仕立て屋に渡していました。「あら裁ち」とは「袖」「身頃」「衿衽」と大きく裁って、柄を決める行為です。
  • この作業は呉服屋さんが商品を検品し、柄ゆきを考えていたということです。
  • 「あら裁ち」をする呉服屋さんはそうそうないと思います。
  • あら裁ちをすると生地の状態がわかるので、自社で販売する商品の良し悪しがわかる作業なのですが・・・。

マイ仕立て屋に依頼するを推奨する理由

  • 残念ながら 呉服屋さんが細かく検品するということをしません。
  • 呉服屋によって難の範囲はいろいろです。仕立てたら見えない難は 難とは見なさず そのまま縫うようにいう呉服屋があります。 外部の加工業者に任せてそれで満足のお店もあります。
  • 難をなおす技術は高いので 仕立てあがってからなおします。といわれると 仕立て屋は縫製作業にはいるしかありません。
  • 呉服屋さんと利害関係のない仕立て屋に縫製を依頼すると縫製前に難を聞くことができます。
  • 呉服屋の立場からすると 自社と取引していない仕立て屋がシミをつけて 最初からあったようにクレームをつけられては困ります。縫製は自社の取引している仕立て屋でという方ことが多いのです。
  • 難がなければ 誰に仕立てられてもかまわないはずです。

和裁初級2 着物の裁ち方1

裁ち方の種類

  • 長着の裁ち方は大きく三つに分かれます。体格に応じて必要な用尺が変わります。つまり大きくなるにつれて裁ち方が変わるのです。
  • お宮参りの産着を七五三用に仕立てなおす事も場合によってはできます。
  • 「袷の着物」と簡単に呼んでいますが、大人の女性が冬の時期に着る着物の正式名称は大裁(六つ身裁ち)女物袷長着ということになります。
小裁ち 一つ身 2才ぐらいまで着る
二つ身 一つ身とあまり変わらないが 背縫いがある
三つ身 3才~4才ぐらいまで着る
中裁ち 四つ身 5才~6才ぐらいまで着る
五つ身 四つ身より少し大きく作れる
大裁ち 本裁ち 六つ身 大人の裁ち方

大裁ち(六つ身)女物長着の裁ち方

大裁六つ身裁ち女物長着の裁ち方図

 

他にも裁ち方はありますが 基本的にはこのような裁ち方になっています。
他の方法とは 掛け衿を二枚取る方法。衽と衿を縦並びにとらない方法があります。生地に余裕がないとできません。