二枚襲ね 着物の種類と寸法の関係

仙頭刺繍

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更新日 2010-03-02  作成日 2006-2-3

二枚襲ね 着物の種類と寸法関係

日本の伝統『 襲ね 』

二枚襲ねなど

正装 紋付と色留袖の図日本には同じ形の着物を何枚も襲ね(かさね)て着るという伝統があります。平安時代の十二単衣が一番多く襲ねています。正式には女房装束といいます。上流階級の服装ですが、戦(いくさ)のない江戸時代になると裕福な町人にも広まります。三枚から四枚かさねて着ました。 今日では正装だけに受け継がれています。女性の場合 留袖、振袖、花嫁衣裳、 男性の場合は黒紋付です。長着を襲ねて着ることになります。 上着と下着で 「二枚襲ね」 上着と中着と下着で「三枚襲ね」と呼びます。仕立て方で本重ね仕立てや別重ね仕立てがあります。三枚襲ねでは中着の寸法が基準寸法になります。二枚襲ねでは上着の寸法が基準になります。中着、下着は白色で作ります。染め直せば色無地としても使えます。現在では暑い 重たい かさばる お金がかかるという理由で長着を何枚も着ることはしません。 付け比翼仕立てがほとんどになり、振袖ではほとんど用いられなくなりました。付け比翼について知りたい方は『得情報編2』をご覧下さい。

特情報編2 >>

着物は洋服に比べれば少々体重が変わっても着れます。また着付けの腕がよければごまかすことも可能です。しかし極端に寸法が違うと綺麗に着る事はできません。また体格に寸法があっているだけでなく長着を基準として 長襦袢 羽織 コートの寸法をあわせます。長襦袢の袖は長着からでないことを前提にします.


 

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女物の着物

女物の着物の種類と寸法の関係

女物の着物の寸法の注意する部分
上記の丸で囲んでいる部分に注意が必要です。裄 袖丈 衿肩周り この3点を長着を基準にして寸法を少しずつ加減します。女性は袖に振り口があります。長襦袢と長着の肩巾と袖巾があっていないと振り口から長襦袢がでてきたりします。

部位別の寸法の加減

 

名称 長襦袢 長着 羽織 道行コート
下着 上着
袖巾 -2分 -1分 基準 +1分 +2分
肩巾 同寸 同寸 基準 同寸 同寸
袖丈 -2分 -1分 基準 -5分 -5分
付け込み 同寸 同寸 基準 同寸 同寸
繰越 同寸 同寸 基準 +1分 +2分
袖付 -2分 -1分 基準 +2分 +3分

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女性は振り口がらよく見えますので袖丈には注意です

羽織を着た女性の後姿女性の羽織丈と長着の袖丈があっていない例羽織の着た女性の後姿です。羽織の袖丈が1尺5寸 長着の袖丈が1尺3寸  この着物は袖丈があっていないだけですが裄があっていないと振り口がら長着の袖が飛び出すことにもなります。羽織は長着の汚れを防ぐ役目もあるので寸法をそろえることは肝心です。画像をクリックすると拡大します。

男物の着物

男物の着物の種類と寸法の関係

男物の着物の寸法の注意点
男物は振り口がないので少々袖丈があっていなくてもごまかす事ができます。長襦袢の裄は長着より狭くする必要があります。 衿肩周りはほとんど標準でいいはずです。気を遣うのは身丈です。着丈は女性ほど融通できません。短かすぎると子供みたいになってしまいます。着付けが上手な人は 少し長いめに仕立てて、着る時に裾をあげて着ます。すると衿にゆとりができます。袴を必ず穿くという人は身丈を短めにしたりもします。

部位別の寸法の加減

名称 長襦袢 長着 羽織
下着 上着
袖巾 -2分 -1分 基準 +1分
肩巾 同寸 同寸 基準 同寸
袖丈 -2分 -1分 基準 同寸
付け込み 同寸 同寸 基準 同寸
繰越 なし なし 基準 2分
袖付 -2分 -1分 基準 袖丈=袖付



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