基礎編7 袷長着(着物)の裏側から見た図

女物の裏地は二つの部分に分かれます。

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女物の裏側は胴裏と八掛けと呼ばれる生地を使います。表地にもよりますが通常は胴裏と八掛けは異なる生地です。胴裏は主に羽二重、八掛けは表生地によって使い分けします。昔は 胴裏部分に紅絹(もみ)という紅い色に染めた胴裏を使っていました。現在はほとんど白です。八掛けは着た時、外からよく見える部分です。胴裏、八掛けの詳しい説明をご覧ください。
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男物袷長着の裏

通し裏

男物長着通し裏
男物は普通 女物のように胴裏と八掛けには分かれません。身頃部分は一枚の生地になります。袖口布は黒八丈などを使います。最近は経済設計なのか硬い生地が嫌われるのか、袖口布を表地からとる場合もあります。表地にある程度余分がないとできません。表地で袖口布にするとハリのある袖口にはなりません。

黒紋付羽二重

男物黒紋付
男物の正装は通し裏にはしません。女物の八掛け部分を表地でとります。こういう形式を共八掛けといいます。女物でも八掛け部分を表生地と同じにすることを共八掛けといいます。裏地まで表地で仕立てる事で上等を意味します。女物の正装でも同じです。