帯締めの選び方

組紐で結び易い帯締めを選ぶ方法

帯締めで一番困るのは何度締めても緩んでくる帯締めです。これは帯締めの用をなさない、お金を出すだけ損です。これをつかまないようにするには安すぎる物は買わないということです。お店の業種にもよりますがつまり問屋さんと小売屋さんでは問屋さんの方が安いお値段をつけれます。お値段は小売りでの話ですが¥5.000以下の物は見るだけにして買わない方がいいです。
ある江戸組紐の二代目の方がお話されていた事を掲載します。 [立つ帯締めはよくない。平組は紐をひっぱります。その時ちょっと伸びるのがよく、どんなにひっぱってもびくともしないのはよくない。丸組は折り曲げて押します。この時「ナク」のがよい。]「ナク」というのは大きな音がするというのではなくて感覚的なものですが実際やって「ナク」帯締めが見つかればその感覚がわかります。どのぐらい出せばいいかというと[2万円以上の物から選んでほしい]と申されていました。
締めやすい組紐の帯締めの見分け方

右端の写真は25cmの所を持っても立たせる事ができました。曲芸ではないですが短く持てばどんなものでも立ちます。安い帯締めと高価な帯締めを持って比べてみてください。良い帯締めは柔らかいけどしっかりしている。使われている糸に金糸銀糸があると立ちやすいです。以上の事を参考にいろいろな帯締めを触ってください。機械織りの帯締めは硬いです。手織りは手になじみ締めやすいです。
組紐の職人さんは一つの組み方しかしない人がいるそうです。それはいろいろやると手が変わっていいものができなくなるからだそうです。それほど繊細なものなのですね。組み方で締めやすいものとそうでないものもあります。色や太さとかいった外見も大切ですが、手になじみ、締めやすい帯締めという機能的な事を重視してみてもいいのではないでしょうか。

上等な帯に安価な帯締めを締めるとせっかくの帯が半減します。逆に帯締めだけが立派過ぎるとつり合わないです。帯と帯締めのあわし方が、かわからない方は帯をお店に持参して買う事をお薦めします。
ほとんどの人が成人式の振袖は親に買ってもらいます。振袖以外の着物を初めて買う時や着る時には、帯締めや帯揚げに気がまわらない人が多いように思います。買いに行く時間がなかったのだと思いたいですが、小紋や紬に振袖の帯締めや帯揚げはへんです。また振袖用の草履つまり礼装用の草履で小紋や紬を着るのはへんです。頭の上から足元までつりあいを考えましょう。最初から完璧な人はいませんからよく他人を観察することです。