織物編11 ちりめん 縮緬 の写真

鬼しぼちりめん

着物以外にちりめん細工としてよく使われます。緯糸の撚り数が多く肉眼では経糸が見えず、横方向にうねうねしているのが見えます。このちりめんは 他のちりめんと比べると重くて生地も厚いです。反物として芯木に巻いていても 太巻きになっています。真冬むきの生地です。

鬼しぼちりめん


名前は不明です。肉眼ではしぼがわからないような織り方もあります。長い間やわらかい羽二重だと思っていました。

ちりめん 詳しい名前は不明


紋ちりめん

地組織が平織 柄を綾織や朱織で織っています。表裏の区別がよくわかります。表は柄が浮いています。

紋ちりめん 表側

紋ちりめん 裏側
ちりめんがどうかの区別というのは よくわからい部分もありますが、緯糸をちょっと抜いてみます。強撚糸は撚りがたくさんかかった糸なので、左右をもってひっぱると 伸び縮みができます。それで区別しています。

紋ちりめん 表側紋ちりめん 裏側


縫い取りちりめんのもどき

表側が光沢のある生地です。裏側は緯うねが見えます。たぶん 二重織になっていると思います。ちりめん糸が4越、その次にラメ糸とちりめん糸が撚りあわされている糸が1越の順で織られています。表側しか染色されていません。後染め織物です。

縫いとりちりめん 表側

縫い取りちりめん 裏側

ほんとの縫い取りちりめんは ラメ糸などで柄があるのです。これは横に等間隔に織られているだけなので、シンプルです。裏から見たほうが柄がない分、ラメ糸がわかります。絹糸とは異なる生地全体にあるので、ただやわらかいというのではなく「はり」があります。

★ ちりめん糸を使って織り、染めは織物になってからというのならば、織り方が平織だけでなく、綾織、朱子織が組み合わさっていても「ちりめん」です。