布を継いで身丈を伸ばす方法2

寸法の見方はおおむねこのようにします。

  1. 現在一番寸法のあっている着物の寸法を測る。
  2. 実際の着丈を測る。
  3. 裾の位置から腰紐までの寸法を測る。
  4. 身丈-着丈
  5. 内揚げの位置を見ながら、帯に隠れる寸法測る。
  6. お端折りを調節して着る場合はお端折りをどれぐらいあげるかを測る。

女物の長着を着て腰ひもを結ぶ

1から6までの寸法がわかれば 伸ばしたい着物の寸法を測ります。仕立てた状態の着物では正しい寸法はわかりませんのでほどきます。ほどく段階で生地の傷み具合もわかります。生地の端をひっぱると生地が裂けたりした場合は生地の寿命とみることもできます。
身丈は肩から測ります。背からにすると衣紋の抜き加減で身丈がかわるからです。
裾から腰紐までの長さも同じです。一番長く裾を着た時は、後ろから足袋が見えないように着ますが、前はそれより少しあげます。そうしないと歩けないし階段では裾を踏んでしまいます。前の方が裾からの丈は短いはずです。もう少し裾をあげて着ると前をあげて着るとあげ過ぎになります。

内揚げの位置に継ぐ場合

身頃の継ぐ位置は内揚げで継ぐ場合

腰紐で結ぶ位置

内揚げに入れるのは帯で隠れるからですが、もう一つの方法は 腰紐の結び位置で継いで、お端折りの中側にする方法です。

腰ひもを結ぶ位置で継ぐ場合

内揚げの位置だけにするか 腰紐のところに継ぐか 両方するかは元々の身丈と着る人の必要な身丈によってかわります。

下前衽と下前身頃について

下前衽は着た時に中にはいる部分です。多くを継いでも見えません。下前身頃も上前身頃ほどは継いだ生地が見えません。基本的に着物は左右対称ですが、継ぐ生地の丈によっては 、下前の見えない部分の生地を上前の方に持ってくる場合もあります。従って 左右対称にならない場合もあるということです。

上前衽が足りないので下前衽の生地で継ぐ

衿は掛け衿と地衿に分かれます。衿もさまざまな方法がありますが、最終的に掛け衿より少し下がった下前衿に別布をいれても着た時には見えません。衽の生地が足りない時、衿の生地から衽をたしたりすることもあります。上前衿の衿先の方に別布をいれると見えてしまうので、衿に別布をたす時は下前の衿か掛け衿の下になってみえないところにいれます。

下前の衿に生地をつぐ