和裁初級10 立衿さがり

関西式長襦袢

長襦袢の部分名称は長着とほとんど同じですが、関西式長襦袢では長着の衽になる部分を立衿といいます。従って その部分に関わる名称が異なります。
長着では肩山から衽の一番上位置の長さを「衽下がり」といいますが 長襦袢では肩山から立衿の上位置までを「立衿下がり」
といいます。
立衿下がりの標準寸法は4寸(大人)です。男女共通です。
この寸法がながくなれば 理論上 胸元の衿の位置が低くなり、胸元のあいた着方になってしまいます。短くすれば 上位置で衿を交差することができて 胸元は高くなります。衿肩回りの寸法が大きいと 全体的に首回りが大きくなり 胸の開いた長襦袢になります、

長襦袢の立衿下がり

胸元を下にあわせると下品に見えます。
着付け教室では長襦袢の着方を長着よりも時間をかける先生もいるそうです。
市販の長襦袢を購入する人も多くいます。市販の着物を作る業者も衣紋が大きい寸法で縫製しているのもあります。着物は多少太っても 着る事ができるという理屈がいいように 解釈されています。 元々 個々の体にあわせて縫った着物があって その時の寸法より 体格が変化した時に 多少太っても着る事ができるといっているのであって、最初からあっていない着物を着ている人は 根本的に間違っているのです。

関東式長襦袢になると立衿という部分がないので 立衿下がりという場所がありません。