振袖編8 長襦袢の袖の工夫

冬に咲く低木

振袖長襦袢の袖の工夫

当然のことながら 振袖の袖は長いです。昔から 振袖の袖から振袖長襦袢の袖がはみ出すのを防ぐために 5円玉を紙に包んで長襦袢の袖の丸みにいれるという方法があります。長い袂の服を着たことがないので 成人式の日に 袖をもてあましている人を見ます。風の強い日は 長襦袢の袖が飛び出している人も多く見かけます。残念な事に、最近の安物振袖は生地が薄くて軽いので 振袖自体に重さを感じません。タクシーに乗る時などは要注意で ドアに挟んだままの人もいます。

振袖長襦袢の袖が振袖から飛び出さないようにするには ¥5円玉を縫いつける方法があります。ほんとうは ¥5円玉を綺麗に洗うか ガーゼにくるんで縫いつけてください。 穴に通して しっかり縫い付けます。晴れの門出に よいご縁がありますようにという縁起もこめて実行してみるのもいいのではないでしょうか。

袖の丸み 表側から見たところ ○印の部分が縫いつけた糸の部分

振袖長襦袢の袖 5円玉をぬいつけている位置 表側
裏側から見たところ 左右両方につける

振袖長じゅばん 5円玉を縫い付けている袖 裏側

* 役目が終われば 必ず 取り外してください。さびがついたりする可能性があります。

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