世の中 何が起きるかわからない。長い事 古典歌舞伎を見に行っていなかった。それがある人が「初めてスマホでチケットを取ったのだが 一枚のつもりが よく見ると 二枚になっていた。」というのだ。私にそのチケットが 舞い込んだ。
その公演は 十五代目片岡仁左衛門さんと五代目坂東玉三郎さんの特別公演だった。一か月の公演ではなく 初日が11日 千秋楽が26日と 期間が短い。よくそんな公演のチケットを取れたものだと ラッキーだと思うが それが 自分にも回ってきた。
演目の最初が「於染久松色読販」はじめて見たと思う。悪党の夫婦なのか? わけありの夫婦? おちぶれているのに 以前奉公していた人から 100両作ってくれといわれて ゆすりにいくのか?終わってから 「鶴屋南北作」 なるほど
公演期間が短いのはしかたがない。80才と75才のコンビです。私もそのぐらいの時間がありがたかった。ずーと 座っているのも大変なのだ。お昼を用意する必要もなく 夕食時には帰ることができる。幸せな一日だった。