大阪のおばちゃん

先日 日課の歩きをしていると ほうきを持った中年女性に声をかけられた。私は その道をよく歩くのだが その女性は いたのかもしれないが 気に留めたことはなかった。

その女性は 私が頭に巻いていた布の色を見て 「グレーは似合わない 黒かグリーンにしなさい.」といきなり言いました。心の中で 「ほっとけ 大きなお世話だ。」と思いながら 「服関係のお仕事でも しているのですか?と聞くと 「そんなことしていなくても わかるわよ」と返された。私は 予防線をはった。「難波にとらやという生地屋があったのですが 知っていますか? 手ごろで品数が多くて 裁縫する大阪の人なら 知らない人はいないんじゃないかな?という店が 閉店してしまいました。」 おばさん 「知らないわ でも 確かに 最近 裁縫する人いないものね。」私「ということで また お会いする時があるかもしれませんが その時 グレーのままでも 生地がないんだと 思ってください。」と 言いました。

私は 道で呼び止められて 外見について いわれたのは 初めてだった。 そんな話を知り合いにしたら その人は 30ごろに ミニスカートをはいていて 足をだすなとかなんとか注意されたそうです。典型的な大阪のおばちゃんだ。うっとうしい。と 今も思い出すと不愉快だということでした。

私は 典型的な大阪のおばちゃんではなく 少数派で よかった。10年ほど前だったか? 黒留袖を着た人が 背中が見えていますよというぐらい 衣文をぬいているのを見た時は 驚いた。背紋が 全く見えない。えっ! 黒留袖で紋なし? いやそうじゃない!。 衣文をぬきすぎて 二重太鼓で 隠れているのか?! だれに着つけてもらったのか? 一人で着たのか? とにかく 下品でした。背骨が見えてますぜ。 しかし そのことを 伝えたからといって 着なおすわけにもいかないだろうし 集合写真で 背中は撮らないからな なんてことを 思いました。

ちなみに 「布地の色がグレーだと 白髪の人みたいで おしゃれじゃないそうです。女はいくつになっても おしゃれをしないと 」とそのほうきの女性はいったのだが 私はさまざまな事情で この一年 白髪染めをしていないので だいぶん 白髪の部分が多くなった。女はいくつになってもおしゃれをしないとという意見には賛成するが 人生いろいろある おしゃれより健康を重視しなければならない人もいる。

若い時に 知り合いでもない人から 注意されると 年をとったら 逆の人に 変身するのだろうか? その境目は いつくるのだろう? 他人に関心があることは 悪いことではないが どうせなら おすすめの生地を用意した上で 言ってほしい。

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