この言葉は 今 朝ドラの主人公 植物学者の牧野富太郎博士に 山本周五郎氏が「雑草」と言った時に 博士が 「きみ 世の中には雑草という草はない どんな草にだって ちゃんと名前がついている」 (高知新聞)と話されたそうです。のちに 昭和天皇も 同じ意味の事を話されて 有名になった言葉です。ある年代の日本人ならば 一回ぐらい 耳にしたことのある話かもしれません。私も 聞いたことがあります。たぶん 母から聞いたと思います。 母は雨が降った次の日は 草むしりをよくしていました。根っこから取りやすいという理由で 自分の家だけでなく周囲のお手入れまでよくしていました。
そんな中 ビックモーターという会社は「雑草がすごく 見栄えが悪かった。木にはかけていない。」 といい 除草剤で街路樹を枯らしました。まったく けしからん!!
テレビでその様子が報道されていましたが 中古車が置いてある広い駐車場の横は 車道と歩道と街路樹のスペースがありますが 駐車場に沿った所の街路樹だけがなく 土だけでした。ほんとうに けしからん!!
ところで 昔の話 私が入学した高校はできて4年でした。夏の暑い体育の授業で ちょっと休憩しましょうと先生がいいました。その先生が言うのには 「運動場の周囲の木は 一度植えたのだが 土地の下に粘土層があって 植物の根がそこから下にいけなくて 枯れてしまい もう一度 土地を改良して 再挑戦しました。 もうあと 何年かすれば もっと木が高くなって 木陰ができるけど 今は 我慢の時です」と話したのです。なるほど そういえば 周囲の木の幹は細くて 木陰は ほとんどなし。その時 一番 よく育っている木の所で そんな話を聞きました。 それから 何年たったのか? たまたま高校の前の道を通ったとき 高ーく育った木に葉っぱがたくさん茂っていて 運動場を囲んでいました。緑に囲まれた運動場をみて これかと思いました。 そんなことで ビックモーターのしたことは けしからん!!植物の大切さがわからん人たちをけしからんと思う年になりました。
こんなふうに思うのは 新築の一戸建てに あまりにも植物を植えない家が多すぎるからでしょう。人は木や草などの植物からエネルギーをもらえます。食べなくても もらえます。仕事に疲れたり 家族に何かあったり 友達に心配事があったり 自分の体が不調の時 木が生い茂る場所でゆっくりしたら 乗り越えられるエネルギーがもらえます。