高齢者

先日 信号待ちをしていたら 後から 自転車に乗った高齢の女性に質問された。「あそこのAU 閉店したの?」信号から店が見える。確かにシャッターが閉まっているが 普段 あまり通らない側で 閉店? よくわからないが 「定休日じゃないんですか? 閉店したなら 張り紙があるのでは?」というと 「この辺で ほかにAUない?」と聞かれた。コンビにじゃないんだから 近くにはないよと思ったのだが、すぐ浮かんだ別の店舗は ちょっと遠い それに山越えする。自転車では大変だ。 自分のスマホを取り出し 検索する前に 浮かんだ言葉があった。「スマホ 持っていないのですか?」 故障しているというのなら しかたがないが 女性は 口を濁しながら 「持ってはいるけど ちょっと 聞きたいことがあんねん」

外でつなげたら お金がかかる。自分のを減らしたくないのか・・・・。認知症を疑う事はしなくていいのか?と思いながら もしかして 今の道を北にずーと行くと あったかな?と 思いながら検索した。 見つけたので ○○のところにあるというと 「そこは開いてんの?」と聞かれたので 「ネットの情報では営業中ですよ。」女性は 「ねえちゃんありがとうね」といって ゆっくり自転車を走っていった。

別の日 歩いていると 電動車いすに乗った高齢の男性に 「あの看板あってんの?」と聞かれた。住所表示の看板なので 「あれは あってますよ。お役所がつけたのでしょうから」と答えたが 納得いかない様子だった。「どこに行くのですか?」と聞くと 有名な神社の近くにある自宅に帰る途中だったと言われた。車いすの方向から推測すると 通り過ぎて 随分 遠くまで 来たことになる。それで 「Uターンして まっすぐ行けば その神社に着きますよ。」と言ったら 「そうですか!?」 何か考え事をしていたのだろう。ひざの上には杖を置いている人だ。杖で歩けば ここまでは 来れなかったのではないだろうか?と思う。

私が高齢者になるころには 電信柱にスマホが搭載されていて いつでも 警察や消防と連絡がとれればいいのにと思います。

 

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