呉服屋の面接

シチヘンゲ

いろいろあって ある呉服屋と面接をしました。着物を縫う仕事をずっとしてきて 呉服の販売はできるのでしょうか? と思いましたが 結果は 不採用でした。 不採用の腹いせに 投稿したとは思われたくありませんが 呉服屋というのは 世間一般の常識がときどき通用しないのかと 思うことがあるのです。

約30年前に 兄弟の仕事は何をしているのか?と質問されたこともありました。30年前でも 両親や兄弟の仕事について 聞くのは時代錯誤も甚だしいです。

今回は 面接が始まって あまりたっていない時に「あとからいうのもなんだから あなたのその化粧ですが 口紅はもう少し濃くできないの? アレルギーとかあるのですか? うちは高級呉服をあつかっているので もう少し化粧は 濃くしてもらわないとね」と言われたのです。

商品が高級という理由で化粧の濃さに言及するのか。しかし それを聞く面接官は ひざ下ぐらいのスカートの下に 毛糸のレッグウォーマー姿です。高級店の販売員が さえないレッグウォーマーを見せて働くだろうか? どうしても足が冷えるなら パンツをはいて 隠すだろうに・・・。

給料や仕事時間や残業や有休休暇の説明になったら 有給休暇の時に 社長とレッグウォーマーの面接官が 顔を見合わせ「うちはブラックだからなぁ」と答えました。面接の最初に社長がブラックと認めるの?

私の思う高級呉服というのは 人間国宝の一点ものとか 完全な お誂え商品とか 作家作品で二度と同じものが作られない着物です。社長の高級は 私の思う高級とは違っている気がしました。

社員になっても女性は3年ぐらいで辞める人が多いと言っていました。それも しかたがないでしょうね。

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