子供についての政策

ルーマニアのチャウシェスク大統領は 人口が増えれば国力が増すという考え方から 大雑把にいえば 5人以上を産まなければならなくした。 避妊も離婚も禁止。子供のいない人には高い税金をかけた。所得の低い人が5人産むのは大変な事です。 捨て子が増え  孤児院に子供があふれて その孤児院が劣悪な環境で 結局 いいことなどなかった。この大統領と夫人は 銃殺されましたが 生きているという説がでないように テレビで生中継されました。ルーマニアの国民の怒りの度合いがよくわかります。私の場合 ルーマニアの大統領夫妻が 銃殺されたと聞いて その存在を知ったという具合いで この年 ベルリンの壁が崩壊 日本では平成が始まった年でした。

中国は 1079年から2014年まで 一人っ子政策を行いました。この政策も極端です。動物は一人では子供は作ることはできないのだから 一人ではなく せめて  二人にすればいいのにと 思いましたが 結果的に 今 一人っ子政策が 廃止されても 子供はいなくてもいいとか 子育てにかかる費用が大変だから 一人で十分とか 結婚自体をしたくないという人が多く 子供を産む人が少ない。

日本は ずいぶん前から 高齢化少子化の問題がいわれながら 対策を怠ったことは明白です。第二次大戦の時のように 「産めや 増やせや」と強制できませんし 日本社会が 幸福度が増える、 好景気になって 給料が安定して(正社員になる) そんな雰囲気にならないと 結婚して家庭を持ち  子供を産もうなどとは思いません。児童福祉手当の所得制限を撤廃すると話がやっとでましたが 元々 日本の所得制限は 低いのです。 余裕があるとはいえないのに  所得があがれば もらえなくなります。ある線を超えて 給料が上がったからといって 喜べないのです。だから 所得制限の撤廃は 今さらと思いますが しないよりましでしょう。 もっと昔に 所得制限のラインをあげていれば よかったのです。

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