5月最終日

シチヘンゲ

明日 6月1日は 衣替えの日です。 この日から 着物は単衣を着ます。もうすでに暑いので 持っている人は胴ぬきの着物を着たりするのですが 明日からは 単衣です。

呉服屋さんからの仕事はありません。今 着物の仕立ては 海外縫製が多いのです。どれぐらいの割合なのか知りませんが 着物の海外縫製はベトナムが多く 今の所 ベトナムはコロナ対策に成功しています。

いつもなら百貨店では 特設会場がもうけられ、 浴衣 帯 下駄 そして 着る時に必要な道具が 店頭に並ぶころです。今年は どうなるのでしょうか? 花火大会そのものが開かれるかどうかわかりません。花火大会のために 多くの人が電車に乗り 三密になります。 大きな花火大会の開催の判断は難しいですね。花火は 平和の象徴です どこに売っているのかわかりませんが 日本産の線香花火を買って 家で 火の始末をちゃんとして 地味に花火を楽しむ・・・・。数さえ集まれば 国内の仕立て屋ではなく 外国にまわるでしょう。すると ますます 国内で着物の縫製をしている人が減り 結局 着物は外国で縫うということになります。

コロナの影響で「着物の縫製は外国で行う」ということが進みそうです。

本来なら 今年分の既製品の浴衣は 外国の縫製会社で 縫いおわっている次期なのかもしれませんが 今年は 発注そのものができたのでしょうか? そんな情報は 一個人の仕立て屋ではわかりません・・・・。 浴衣を作るお店と 絹の着物を作るお店は 同じではないので・・・。 どちらも大変なことは確かです。

いったん 反物が海外で縫製されたら それを日本製ですと表記してはいけないことになっていますので 浴衣の反物には 「綿 100% 日本製 洗濯の表示 ○○」というラベルは 作っても使えない無用の物になります。そのうち ラベル代も節約されて 製造されなくなるのではないかと思います。

 

 

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