平面構成の着物

さて 今の着物の基本を変える事無く できることは 女性の着物の場合 着る人の身長分が必要ですが それを 短く仕立てることはできます。 つまり ひざ下ぐらいの 着物がほしいとすると今のままでは お端折りの部分が ごろごろになってしまうので 身丈を短く仕立てるのです。

もう一つ できるんことは 筒袖に仕立てることもできます。しかし 筒袖にして 身八つ口をなくしてしまうと お端折を整えたりできません。

私のやりたいことは 平面構成で ボタンホールを作らずに 着物を生地を使って おしゃれな服を作る事です。

平面構成の着物

平面構成を変える事なく 洋服のように簡単に着ることができないだろうかと 考える事があります。でも 残念ながら よい案が見つかりません。

お端折りがあることで 裾位置を変えられる 衣紋のぬく量を変えられる おなかをめだたせない この三つの利点があります。最後の ぽっこりおなかをめだたなくするという利点も なかなか捨てがたいことです。

お亡くなりになった十八代目の中村勘三郎さんが「型をしっかりおぼえたあとに型破りになれる」という言葉を残しています。歌舞伎だけでなく 和服も同じだと思います。和服は平面構成というのが型です。そこは 残しておいて 型破りを考える以前に 和服から洋服に移行したのが現実です。

型を変えない範囲で 和服の仕立てを変えることはある程度できます。

 

 

平面構成の着物

今 着物と洋服を合わせて着る人も増えています。靴を履いたり、洋服に羽織を着たりするのです。バランスがとれていれば おかしいとは感じませんし どんどん おしゃれをして 着てほしいです。

和服と洋服はどこが違うのかというと 私の考えは 平面構成が立体構成かの違いです。洋服は 解いても もとの四角い生地には戻りませんが 和服はそうではないのです。それが 伝統です。平面構成にしてしまうと 見た目が着物でも 中身が洋服になるのです。