寸法

着物を仕立てる時 尺貫法で今も仕立てます。 例えば 丈に関しては 本来 1分刻みで寸法を決めたりはしません。 身丈は背から4尺 背から4尺5分 というように 5分ずつ寸法を変えます。 そして 褄下は 基準が身長の半分なのですが 当然 身長を尺貫法に変更してから半分にすると 2尺1寸2分 というような 細かい寸法がでてきますが 褄下も 5分きざみで 2尺 の 次は2尺5分というようになります。

呉服屋や着物の縫製会社には まったく着物の知識のない人がいます。今は パソコンに 身長や体重などを入力すると 自動的に 身丈などを計算して 伝票に記入してくれるのですが パソコンに自動的に寸法が入力されるようにプログラミングした人間は 着物を知りません。そのため 2尺1寸2分といった 普通そんな寸法は伝票に書かないというような 寸法が記入されるのです。 プログラミングの業者とちゃんと打ち合わせしていないことがよくわかります。

和裁士はそれがおかしいとわかっているのですが 会社の上層部は 着物の寸法のことなど わからない人が多く 一旦 プログラミングしたものを あらためるということをしません。 そんな会社が着物の仕立てをしているのです。 

買った呉服屋がお客様の寸法を記入する場合もありますが 縫製会社におまかせの所もあります。どの段階の どの業者がいいかげんなのかはわかりませんが 寸法を記入できる呉服屋で買ったほうがいいのではないかと思います。