最近 女性の着物ですが 裄1尺9寸3分 という着物を縫いました。
和服というのは洋服とは違って 型紙に合わせて縫込みをきるということをしません。裄が1尺9寸3分となると男性用の生地巾の着物で仕立てることになります。重い着物になりました。
仕立て屋は さまざまな着物を縫うので 生地巾が広いことによって できあがった着物も重くなるということがよくわかります。
日本人は もともと 裄は広くしない民族だったのですが 洋服文化中心になって 裄が広くなってしまいました。 確かに 背の高い 腕の長い人もいるのですが ほどほどにしないと 重い服は 年をとると 着るだけで 肩が凝ります。
背が高い、裄が広い人に最適な着物は なかなか仕立てられないのが現実かもしれません。