羽尺と着尺

シチヘンゲ

反物の長さの名前に 着尺 羽尺 というのがあります。着尺は着物一枚作れる長さがあり、羽尺は羽織やコートが一枚作れる長さがあるという事です。羽尺の方が短い長さになります。

羽織やコートがロング丈の物が流行しているので 羽尺では身丈が足りないということがありますが、それが理由で羽尺を見かけなくなったのではなく 着物が売れないので羽尺を生産すると効率が悪いのだろうと思います。

羽尺がないので 着尺で羽織やコートを仕立てることになります。 羽織やコート向きではない着尺を購入する人がいます。

羽尺を知っている世代としては 羽尺は 羽織やコートに仕立てるように柄を描いていたのだなぁと 思います。

呉服屋で 着尺ですが 羽織やコート向きですよと分類している呉服屋があるでしょうか? わからないけど そうした視点で分類する呉服屋はそうそうないと思います。

うちはしている できているという呉服屋さんがあれば 近くならば見学に行って見たいと思います。

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