子供物の帯
子供用の帯は大きく二つに分かれます。普段着や浴衣用の兵児帯とお正月や七五三などの晴着用です。現在は楽なので女の子の晴着用はほとんどが胴回りと変わり結びが別になっている付け帯を締めます。大人物と同じように長い帯もあります。三種類あってそれを年齢や体格などにあわせた帯に仕立てます。柄はほとんどが総柄になっています。
名称 種類 | 年齢 その他 | 帯巾 cm | 帯丈 cm |
晴れ着用 | 2才~3才 | 11.5~13.5 | 270~300 |
4才~5才 | 14.5~15 | 300~320 | |
6才~7才 | 16~17 | 330~340 | |
8才~10才 | 18~19 | 350~370 | |
11才~13才 | 19 | 380 | |
兵児帯 | 三尺物 | 36 | 110~115 |
六尺物 | 45~68 | 230~300 |
兵児帯
上記の写真は左が男子の兵児帯で半分だけを写しています。これは丈は六尺物なのですが巾が38cmで上記の表にぴったりあてはまりません。右は女子の兵児帯ですが大きくて全形が写せないです。向かって右側 赤地に水色の絞りは巾43cm、丈241cm、左の水色にピンクの絞りは巾74cm、丈302cmとなっています。こちらは表からみると六尺物に相当します。絹製です。
子供用の付け帯
女子用の付け帯です。ふくら雀になっています。左側の写真の右端下は『しごき帯』です。ついでに帯揚げ、帯締めもいっしょに撮ってみました。四才~五才用の帯と母がもうしております。
つけ帯の裏を撮ってみました。母が「ほかそう」と言った時になぜか私が止めました。まだサイトを作るなどとは考えもしない時にです。「ほかす」は関西弁で、標準語では「捨てる」ことです。ご先祖が「ほかすな」と囁いたのかも・・・・・。南無ー。