履物を買った後

下駄の修理

古い下駄の裏側前坪の裏側の『前がね』はよく取れます。だいたい 失った時はわかりません。気が付いたら取れています。写真の下駄は歯にゴムはついていません。右近などのゴムつきの下駄では踵の部分のゴムの交換を完璧に磨り減る前にします。その他の交換は多分難しいのではきつぶせばいいのです。もともとゴムのついていない下駄は磨り減るまで履くのです。

花緒の交換

長く履いていると花緒の裏側が擦り切れてきます。ぼろぼろになる前に交換する方が賢しこいです。花緒を拡大した図では下半分の生地が擦り切れているのがわかります。右側の赤白黒の花緒は交換したものです。
下の写真は向かって 左の下駄と草履は異なる花緒が挿げていましたが、花緒がなれない、傷んできたという理由で花緒を交換しました。新しい花緒の上の部分は同じ生地ですが、ハナオ下の部分を異なる色で作りました。下駄と草履でも違いますが、このように同じ生地でもいろいろな花緒を楽しむことができます。

三笠の花緒がぼろぼろ
花緒の交換
印伝がはげる
ほかの生地で花緒を作って交換

足技

足技

真ん中の足は普通の状態。趾に力をいれると趾が曲がります。周りの四枚の写真は角度を変えて撮っています。現代人は趾力がないといわれます。こんなふうにできないにしても グー チョキ パーぐらいはできなくては・・・。草履や下駄を履けば自然に足に力がはいるようになります。

畳表に花緒をすげる時

すげるのを失敗したたたみの台
畳表に花緒を挿げる時は、畳の糸を削ったりしないで、糸を押し広げて花緒を入れます。写真は削るという大胆な方法を行い、加えてコルクの部分まで割るという大失敗の畳草履です。草履職人といっても革草履専門の人などいろいろです。挿げる技術もいろいろです。最初に挿げてもらう時は専門家に任せましょう。履いているうちに前坪が伸びたら自分でなおすことはできます。後緒はちょっと難しいけどやれないことはありません。

草履を長持ちさせるには

草履を履くことです。 これは本皮も合皮も同じです。履かずに箱の中にしまったままだと 皮の表面の加工とその下の層に空気が入り それが原因で皮が割れてきます。中に空気がはいらないようにするのに 一番良いことは 履いて体重をかけます。すると空気がはいらない あるいはぬけていく それで 長持ちするのです。安価な本革と高価な合皮の草履とを比べるのは難しいですが、合皮はどんどん履く方がいいです。芯に使っているコルクが安物だとすぐに悪くなります。