履物11 番外編

草履 下駄

医療補助と靴の中敷き

私の母は骨折により 足の長さが左右で2㎝変わりました。これをほおっておくと骨盤がゆがんでしまい 歩行困難になります。日常生活いろんなことに支障がおきてくる可能性があります。

2㎝の差ですと 靴の中敷きで対応します。
最初は整形外科の先生に相談して 病院で提携している装具業者に厚みのある中敷きを作ってもらいました。
脚の長さが違うというのは医者がみつけたのではなく 訪問リハビリにきていただいた理学療法士でした。 それはさておき

医者の指導で中敷きを作ると最初は全額負担しますが、市に申請すると健康保健の負担額で中敷きが作れます。一割負担の人だと 申請すると九割もどってくるわけです。

中敷きは完全オーダーメイド、お誂え品ですので、一枚 2万円弱します。
医療保険が使えるのは 悪い方の足だけで、一枚だけです。二枚ほしくても、医療保険を使うならば、半年過ぎなければ 二枚目はできません。

人間の足は二本あるのが基本です。一枚中敷きを作ると、もう片方の中敷きは購入した時の中敷きですが、素材が異なり、左右が違う感覚で靴をはくことになります。日本人の多くは家では靴を脱ぎますが 母のようなことになると 日常 家の中でも靴を履いていなければならなくなるわけですが、外出した時の靴を そのまま家の中に持ち込むことは 生理的に受け付けないので 外出用と家の中用が必要になるわけです。

お金をできるだけかけないようにして この問題を解決するためには
外出に履く靴と家の中で履く靴を同じにします。その靴の中敷きと業者に作ってもらう中敷きは異なる素材だと思いますので 履いた時の感覚も同じにしたければ、長い方の足の中敷きを作成してもらい、その中敷きよりも高さのある中敷きを作ってもらいます。 国は悪い方の足だけにしか医療補助してくれませんので そこそこの金額になることは確かです。同時に中敷きができるので 多少高くてもこの方法がいいということになります。そして めんどうですが 外出するたびに、中敷きをいれかえるのです。
左右二枚の中敷きをお金をかけないでいこうとすると 元の中敷きより高さのある中敷きを作ってもらい、半年後に もう片方の中敷きを作ってもらうという方法もありますが、半年後に作る中敷きは 厳密には悪くない方の足の中敷きであり、医者や業者が許可してくれるかはわかりません。

高齢の母は靴を履くという行為そのものが大変なことになってきました。高齢になるとずぼらになります。靴紐をしっかり結ぶという行為も大変になるのですね。長年の習慣でトイレではスリッパに履き替えます、高齢になるとトイレの回数も多くなり、トイレのたびに靴を履き替えるのです。外出するよりも、日常 靴を履いて生活するとなると 靴の傷みやよごれも 、外出する時だけ履く靴とは雲泥の差があります。国の制度では片足しか中敷きを作ってくれませんし、一度つくれば 半年待たねばなりません。
ネットで何か ないかと探したら 見つけたお店が 徳武産業という会社です。この会社は 靴の高さが違うのも作ってくれるというお店です。
ケアシューズ あゆみ として検索する方がいいかもしれません。

hakimono11no2

靴ひもが結びにくいので マジックテープの靴 ↑hakimono11no1

足の長さが2㎝ちがうので 靴の高さを変更してもらった。↑ 片足サイズの違う靴も購入できると思いますので 靴で お悩みの方は相談するといいのではないでしょうか↑

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