自己紹介

ハナミズキピンク

管理人の自己紹介

短大を卒業して京都の和裁学校に5年間学んだ後 独立致しました。国家検定2級 職業和裁検定2級に合格しました。普段の仕事は呉服屋さんから仕事を預かって納めています。 25年ぐらいになります。現在まで2500枚以上の着物を縫ってきました。学校は『男仕立て、東京仕立て』を教える学校でした。日本全国に仕立て方はいろいろあると思いますが、あとあとのことも考慮して合理的で丁寧な仕立て方だと思います。
そして 月日が過ぎて 6年ぐらいが経ちました。指折り数えると とうとう 30年を越えました。縫った着物の総数も 増えまして 3400枚を超えています。

男仕立てとは

男仕立てはくけ台やかけはりを使いません。仕立てのよしあしは くけ台を使う 使わないには全く関係がありません。それぞれの仕立て屋さんの腕です。しいていうなら 必要な道具が少ないというだけのことです。

東京仕立て

東京仕立ての他に 京仕立て 名古屋仕立て というのがあるのですが 教えていただいた京都の先生に どうちがうのか聞いても 学問的に的確に教えて下さった人はなく 「ほとんど変わらないという返事」。 優劣をいう必要は全くないと思っています。

合理的で丁寧な仕立て方

他の仕立て屋さんが縫った着物の部分直しをさせていただく時があります。 そうした時に他の知らない仕立てを勉強することになるのですが、 その縫い方の中には よくないと思うような縫い方に遭遇することがあります。 織物は縫うことによって 生地が傷むことは確かです。 できるだけ生地が傷まないように縫う事も必要です。 一方で 力のかかる部分をまとめて縫うような縫い方は いいと思えません。 合理的で丁寧な仕事というのは 男仕立てとか東京仕立てがいいといっているのではありません。

古着を売るコーナー

2019年ごろに閉鎖いたしました。

仕事場

仕事部屋

こんな所で仕事をしています 。畳み一畳ほどの仕立て台、(こて) おもし ものさし 。一般の方があまり目にしないものもありますが 縫い物をした経験がある人ならばご存知のくけ台という物がありません。これが男仕立ての大きな特徴でくけ台の代わりに自分の足を使うのです。右利きは左の足で布をはさむということをします。正座をして縫い物をしないので、正座をするとすぐに足がしびれていまいます。ご存じない方が多いので正座が苦手だというと「和裁をしているのになぜ?」とよく聞かれます。正座をしないで和裁をする人もいるのです。

御服屋ということば

ホームページを作るにあたっていろいろな本を読んでいました時に昔は布を売る商売と仕立ての商売は区別されていて仕立てを生業とするお店を「御服屋」 「御服所」と呼んでいたそうです。
古くは延喜式に官人の装束を縫う部署を御服所とし,天皇の衣類も生産したそうです。
江戸時代になるとたぶん越後屋ではないかと思いますが生地が決まったら、その日の内に仕立てますというサービスをはじめたのです。お客は便利になるので当然喜びます。こうして呉服屋で仕立ても頼むというのが徐々に浸透し現在のようになりました。昔は呉服屋と仕立て屋は対等の立場だったといわれますが それは もう完全に過去の事で 呉服屋から仕事を請け負う 下請け業者です。
ほんの少し前の時代は普段着に着物を着る人も多く、学校では裁縫の授業は必須でした。つまり 女子は浴衣の一枚ぐらいは縫った経験がありました。残念ながら家政科はダイエットや介護の方が支流になってしまいました。社会情勢を考えるとそれもしかたないという気がします。
和装も洋装も両方着ていた時は呉服屋にも余裕があり、阿漕な売り方は難しかったと思います。洋服に比べれば着物は高価です。呉服屋に頼りっきりでは損をします。最近は安価な着物も多いですが、そのような着物は長い目で見れば損です。着物の良さをいかせる買い方をしてほしいです。

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