その他注意事項
針について
検針機は常設いたしておりません。一日の仕事の始まりと終わり。仕上がった着物があるたびに必ず針の数を数えます。折れた針も 折れた長さを確認してから処理します。針が縫製中にお着物の中に入る事はさけられません。従って 必ず針を数えます。足りない時は見つかるまで探します。着物中に針がない事を確認してから梱包いたします。しかし最初から入っていた針については気づかない時も考えられます。プロの和裁士は市販の飾りの付いた待針は使用しません。出来上がった時に 飾りが付いていたのでは抜けないからです。もしも お手持ちのお着物に針が入っていて 簡単に抜けない時は針の周りを縫っていただいて 針が動かないようにしてから お申し出てください。無理に抜くと 布を傷めるだけでなく破損します。
最初に配送していただく時
配送料金はお客様ご負担でお願いします。着払いにされてもお受け取りを拒否いたします。お忘れ物のないようにお願いします。
仕立ての判断
メールによって縫わせていただけるかどうかを判断いたしますが最終的には実物を拝見して判断させていただきます。
検品について
反物には大小はありますがなんらかの難が多少はあります。あらかじめお客様で検品することをおすすめいたします。検品時に布の表裏を間違えないようにご注意下さい。「上級編 和服地の表裏」をご参考下さい。反物によってはお客様の判断を確認する必要があります。できるだけ迅速に わかりやすい説明を心がけたいと思いますが現物を見ながらのご説明はできません。御服屋を参考にしていただきたいと思います。着た時に支障がないと判断いたしましたら縫製作業に入りたいと思います。
縫製中の事故
明らかに私の過失によりしみなどを付けた時は連絡の上 しみぬきなどをいたします。料金は当方よりお支払いいたします。
胴裏など
お客様の色の好みに関係のない物は お値段をご相談の上こちらでご用意できます。呉服屋さんからの購入になりますが特に手数料はいただきません。八掛けなど色の好みがある場合はご自身でご用意ください。
ゆのし ゆどおし 洗い張り しみぬき
すべて 他の業者さんにお任せすることができます。
裄なおしなどの部分なおなおしでひろげるが場合 しみぬきなどが必要になる場合があります。ほどいた時点で しみぬきにだしたりする場合もあります。
古いよごれは落ちないものもあります。
現在 呉服業界は不況のため ある程度の数が集まらないと 機械を動かせない場合もあり 一か月ぐらいの期間をみる必要があります。
お届けについて
出来るだけ雨の日のお届けはさけたいと思います。出来上がったお着物は厚みはありませんが 本だたみになりますと 発送サイズが150㎝を超えて、送料が高くなってしまいます。着物の枚数にもよりますが 着物一枚では 100㎝のサイズに納まるように発送いたします。ある程度のしわはさけられません。届きましたら すぐに荷をほどいて 検品してくださいますようお願いいたします
着物と仕立て代をトータルして 総額30万円以上ですと 保険をかける必要があります。
着物の料金は送料込となっておりますが、保険料金を別にいただくことになる場合があります。
お受けできないお仕立物リスト
ご注文はさまざまなことを考えて下記のお仕立ては原則お受けしていません。ご確認下さい。
和服を洋服に仕立て換える 子供物全般リバーシブルの着物
天鵞絨(ビロード)や別珍などの地の目の方向がある布地 レース地
道行衿以外の変わり衿コート
被布 花嫁衣裳 二部式の着物 袴
紗あわせ 男物黒紋付
肌着 帯 (帯の仕立て専門店に取り次ぎはできます。)