裂織の帯

ハナミズキピンク

裂織の帯

その昔 生地が傷むともう一度生地を裂いて 織りなおしたといいます。丈夫な生地ができるので労働着として良い服地ができます。農閑期には機織がさかんに行われました。今はすぐに捨ててしまいますが、ほんとうに物を大切にしたのです。

そこで 着なくなった着物を帯生地に織りなおしてくれるお店を紹介します。

帯になる前の生地

裂織にする生地

もともとは 母親の着物でした。着て汚れた事と もともとあまり色が好きでなかったので 母が 解いて染め直しをしました。もちろん 染める前には 汚れもできるだけとりました。そのあと 着物に仕立てることなく タンスに置いたままです。理由は簡単 汚れが残って おもったよりきれいにならなかった事と 好きな色には染めたけれど 模様との兼ね合いで 結局 好みには仕上がらなかったのです。しかし 当時は お金をかけたので 捨てられなかったと思います。和裁をするようになった私に 「あの生地 なんとかならないの?」と言うのです。どうにもならないし 着られるような着物にはできないと心の中で思っていました。そんなある時 ネットで 見つけたのです。着物の生地を裂いて 帯地に織りなおしてくれるお店です。

仕立てあがった裂織の帯

織ってもらって 帯に仕立てた
一度締めたので ちょっと「しわ」がありますが 単衣の帯の完成です。着物一枚分では帯はできませんので 別の糸も付けたして織ります。薄いベージュにしていただきました。

締めた時

 

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かばんも作りました

長く織ってくださったので残り布でかばんを作りました。生地を持ち込んでかばんにしてくださるお店に依頼いたしました。

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花緒も作ってもらいました

下駄は塗りの下駄で桐製です。花緒は生地巾が少なかったので額になりました。花緒の種類はいろいろあります。綿入りで花緒下が本天です。ハナオ下がハナオ上の両側に見えいて ハナオ上の生地がまるで額にはいっているような感じに仕立てているのでこの名前がついています。

 

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裂織の帯を作ってくれるのは 「髙光織物 >>」というお店です。裂織にご興味のある方は 高光織物に直接 お問い合わせください。私は紹介だけで提携をしているわけではありません。

 

ところで母はこの着物の色を「藤紫の地色」と申します。私も昔は藤紫だったと知っているのですが、ある時 久しぶりに引き出しを開けてみたら 灰色に変身していました。昔の化学染料だからなのか? わかりませんが・・・・。生地も月日が過ぎると変色するのです。

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