若いころ笑いで仕事をしていた芸人が 年を重ねて演技派とか個性派といわれる俳優になることがある。
クレージーキャッツの植木等さんは 実家がお寺で とても真面目な人だったそうです。「わかっちゃいるけど やめられない」という歌詞の歌を歌うかどうか 迷った時に お坊さんのお父さんに相談したら その歌詞はすばらしいといわれて 歌うことにしたと 何かのテレビ番組で 話していたと思います。 腹巻とパッチに木綿のシャツ姿で 「およびじゃない」という決まり文句がありました。それを引き継いだのが志村けんさんだと思います。志村けんさんは 姿は同じですが また違うスタイルで笑いを作っていました。でも 今の時代 腹巻してパッチ姿のおっちゃんは町からは消えました。だから それを受け継ぐ 芸人はいるのかどうか 私にはわかりません。
植木さんは年齢が上になると俳優として活躍しました。思えば いかりや長介さんも 晩年はいい俳優として活躍しました。山田洋次監督の映画の出演が決まっていたとか とても残念です。ご冥福をお祈りいたします。