大阪維新の会の政見放送は毎回 同じで 聞きあきました。
2000年4月に大阪市の保健所が一つになりました。それにより 兵庫県や京都府などの他の地域も保健所が統合されたそうです。大阪市の規模で たった一つの保健所では 何かあった時 大変な事が起きると警鐘をならし 反対運動もしたようですが だめでした。
もともと 大阪市では 各区に保健所があり 専門医もいたのですが 一つに統合されたことにより 各区にあったセンターが格下げになり 権限もなくなり 専門医の迅速な行動もできなくなったと 大阪府保険医協会のサイトに書いてあります。
2017年 大阪市立環境科学研究所(環科研)と大阪府立公衆衛生研究所(公衛研)は二重行政だとして、統合・独立行政法人化し民営化を強行しました。
そして コロナが起きたのです。巨額な赤字を減らすために たくさんの補助金を辞め 民営化しました。人の命に直結する 保健所を削減したことは 大きな失敗です。
一度 なくしたものを 復活するのは容易ではありません。保健所がなくなるということは 専門性の高い保健所の仕事ができる人もいなくなったわけです。ITをなんとかすればのりきれる話ではありません。
カジノで 雇用を増やし 観光産業を盛んにし 経済を回しても パンデミックが起きれば ひとたまりもない ということがわかりました。パンデミックに強い社会を作るには どうすればいいのか? どんなことがあっても 日本で暮らす人が 尊厳ある暮らしができるようにする政策が聞きたいのですが 具体的な提案が乏しいと感じるのは 私だけでしょうか?