渋皮には大きく分けて 二枚の層があると思います。ネットでは 栗の皮むき方法が掲載されていますが どの方法も 私の目指すものが 載っていない もしくは 見つけられなかったので いろいろ試してみましたが 今のところ この方法が一番 良い気がします。私の目指すのは 毛のような 白と茶色が混じった渋皮をきれいにとって 薄い茶色の皮だけにすることです。加えて 栗の中身に火は通さない。栗の渋皮が黒い時もあります。渋皮には栄養分もあるそうですし 皮があると煮崩れしません。高級なマロングラッセは必ず渋皮がついています。包丁で皮を取るとどうしても中身も切らざる負えません。
- 栗を洗う
- 栗のおしりを包丁の刃元をつかって バツ印の切り込みをいれます。この時 深く入れすぎると栗の中身を傷つけてしまうので 深く入れすぎないように注意する。
- 蓋つきの鍋に栗をいれる
- 熱湯を栗に注ぎ 蓋をして 熱湯が冷めるまで待つ。
- バツ印の方から鬼皮をめくる。この時 状態の良い栗だと 毛のような渋皮や茶色渋皮もきれいにとれます。
- 再び お湯をわかし 重曹を溶かします。今度は 渋皮だけになった栗を鍋にいれて 重曹入りの熱湯を注ぎ 蓋をして 冷めるまで待ちます。
- 残った渋皮をくしをつかったりして 取り除きます。
最初に鬼皮をむいた時に 虫がはいった栗は ぐにゅぐにゅしたりしていますので すぐわかります。それは 迷わず捨てます。包丁を使うのはバツ印の切り込みを入れるだけなので その時だけは注意が必要です。お尻から先の方に皮をむいた方が 渋皮はきれいにとれる場合が多いです。
↑ ちょっとピンボケですが 黒い部分が残っています。
上は同じ栗ですが 黒い筋もできるだけ取り除いたものです。 なかなか 根気がいる作業ですが 長く水につけるので 「あく」もかなり取り除くことができます。
最終的には 砂糖と一緒に栗を煮ます。