適格請求書等保存方式

令和5年からはじまる「適格請求書等保存方式」は 請負仕事を真面目に誠実にしてきた人を奈落に落とす制度だと感じます。

まず 電子帳簿保存法ができてから その機材のために費用がかかり 帳簿にかかる時間が倍に増えました。いちいち 請求書 納品書 領収書 そうしたものを 写真に撮って パソコンに保存する。パソコンは 何年か先には サポートがなくなるので そのたびに 買い変えなければならない。紙の帳簿の方が ずーと経済的で 省エネです。日本はエネルギーのない国なのに 節約したくても できないのです。

そして インボイス制度です。和裁を仕事とする人で 独りで仕事をしている人が 1年で 1000万円を超える売り上げがある人はいません。ありえないと思います。1年間で150枚縫って 一枚の仕立て代が約6万7千円ならば 1000万円 超える計算になりますが いないと思います。

そんなことで 今までも この先も 免税業者です。(法律が変わたら免税業者じゃなくなるけど) 消費税が3% 5% 8% 10%と上がっていきましたが 消費税を頂いたことがありません。3%の時は 学生なので仕事していませんので その時期を除外しますが 呉服屋さんに 「消費税分 上乗せしていただきます。」なんてことを言ったら 「課税業者なの? 納めないのに 消費税をかけるの?」っていわれるでしょう。ある呉服屋さんの社長から この仕立て代で あんた税金どうしてんの? と聞かれ 「あ! そう? 確定申告してるの? それならいいわ」と言われた時もありますが 100万円以下だと 確定申告の必要はありません。(一度開業届をだしたら 100万円以下でも申告はしなければならないと思いますが・・・。)日本という国で生活する上で 100万円以下で 生活するのは なかなか しんどいですよ。 和裁で働く人は 扶養家族範囲内で年末調整するいわゆる妻の働き方の人しか存在しないのですか? と聞きたくなりますね。話は本題に戻りますが 今も 免税業者だから もらうのはおかしいとおもって 消費税率をかけないで 誠実に仕事をしてきました。

消費税が導入されてから 例えば 消費税5%だとすると 1万円の仕立て代は 内訳が売上9500円と仮受消費税500円。消費税8%に上がった時 1万円の仕立て代は 売上9200円と仮受消費税800円という内訳になり 要するに 消費税が上がるたびに 仕立て代は下がっていたのです。今は 消費税10%なので とうとう 1万円の仕立て代は9000円で仮受消費税1000円 というのが内訳です。

私の学生の頃は アルバイトの初任給が370円ぐらいでした。今 大阪では最低賃金1.023円でしたかね。私の仕立て代は いつ上がったのか? 忘れましたが2000年以降 上がっていません。10月から180円だった絹糸が200円 になりました。率にして11% 値上げです。給与の場合と同じように 請負仕事が あげられたら どんなにいいかと思います。ここで大きな問題があります。上げるのを 承知してもらえたとしても 仕事を その分減らされたら なんにもなりません。呉服屋さんとの契約は 一年間で何枚最低 仕事をいただくというような 契約はありません。

大雑把に 100万円の年収だと 90万円が売り上げで10万円が仮受消費税です。 仕入れの時に払った消費税と相殺して 支払う消費税を計算しますので 10万円よりは低いでしょう。でも年収100万円の人に10万円支払えというのは ごっつい えげつない税金だと思います。こんなことなら 消費税が上がるたびに 消費税分上乗せしておくべきだった。 最低賃金が上がるたびに 糸などの物品が上がるたびに その分 仕立て代を上げてくださいというべきでした。そうしてたら もう少し貯金がふえたでしょうに・・・・。

今さら どういって交渉するのでしょうか? 昔 弁護士に仕事の事で相談したら 「その話をしたら 呉服屋さんと契約が続けられなくなってもいいのですか? 続けられなくなる可能性がありますよ」とシラットいわれたことがあります。冷たい顔した女性弁護士でした。

 

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