糸の太さ
- 定重式番手 紡績糸に使う単位です、綿糸は紡績糸です。番手数が大きいくなるほど糸が細くなります。
- 定長式番手 繊維やフィラメント糸に使います。 1グラムで9000メートルあれば 1デニールです。デニール数が大きくなるほど糸が太いです。絹糸に使う
- テックス番手 すべての糸に使えるように採用した番手。標準長を1000Mとして一定重量1グラムあるものを1テックスとしています。
絹糸を14中から21中といいましたがこれは 14中は9000メートルで13グラムから15グラム。21中は9000メートルで20グラムから22グラム。繭は自然のものですので 金太郎あめのようなわけにはいきません。繭の種類によっても 一定の絹糸をつくるには量が異なります。
糸の太さは14中から21中といいましたが、どこかのお店で13中という細い糸を作ることに成功したとありましたが、今そのページが行方不明です。とにかく 絹糸は細い方が上等なんだそうですよ。繭には くず繭とかいって きれいにな糸にならないようなものもできます。事故繭は紡績して糸にします。その糸を絹紡糸といいます。
絹糸の名称
撚りの方向や撚りの回数だけでなく 他にもさまざまな糸の種類があります。例えばこのようなものがあります。
- 無撚り糸
- 撚りのかかっていない糸のこと。
- 片撚り糸
- 右撚りか左撚りどちらか一方の撚りをかけた糸のこと。
- 諸撚り糸
- 片撚り糸を二本以上ひきそろえて、これにかかっている撚り方向と反対方向に撚りをかけた糸。片撚り糸と無撚り糸の組み合わせもある。
- 平糸
- 絹糸で撚りをかけていない糸のこと。
- お召糸
- 緯糸で1メートル間に300回ほどの下撚りをかける。精練染色したあとに 1メートル間に1400回から1500回ほどの強撚をかけた糸
- 玉糸
- 玉繭から作った糸。玉繭は一つの繭の中に蚕が二頭以上いる繭の事。
- 八丁撚糸
- 八丁撚糸機を使って撚った糸のこと。強力な撚りをかけられる。生地端にはんこがしてあることがよくあります。糸の名前が記載してある時はたいていこの糸です。よくわかりませんがこの機械が特別なのかもしれません。
- 壁糸
- 飾り糸の一種 太い糸に強い撚りをかけます。無撚糸の細い糸と太い糸をひきそろえて反対の撚りをかけます。太い糸の撚りがもどって 細い糸の周囲に螺旋状にまきつきます。名前の由来は日本家屋の昔からある壁の下地からくるそうですが 近所にそんな壁の日本家屋がないのでよくわかりません。あってもよくわかりません.。