和裁外着 道行コートの上仕立て

すずらん

道行コートの仕立て方の種類

道行衿の仕立て方に上仕立てとそうでない仕立て方があります。私はたまたま上仕立てを習ったので、そうでない方の詳しい仕立て方はよくわかりません。

上仕立て

上仕立ては表裏両方とも小衿付けを割縫いにしますが、そうでない仕立ては裏側を割縫いにはしないで、肩裏の縫い代が小衿にはいる形です。

上仕立てでない方法との見分け方

裏の小衿が肩裏に乗っかるような仕立て方になり、千鳥ぐけをしているのをよく見ます。上仕立ての場合は千鳥ぐけはあまりいれないと思います。また ループが肩裏側に向いています。上仕立ての方は小衿の上に肩裏がのるような仕立てですので、ループは小衿の上になるように縫いつけます。

割縫いしていない小衿

小衿を割っていない道行コート

ループが下向きについています。小衿の縫いこみが小衿側に倒れるので ループは下向きにしか つけられません。

ループが下を向く

写真は雨ゴートなのですが、上仕立てではループが上向きです。↓

上仕立てはループが上を向く

小衿の表側を拡大 表側は大差はないです。

小衿格の拡大図

裏側の小衿部分の拡大 小衿を割らないので 肩裏側にのります。

裏側の小衿

 

タイトルとURLをコピーしました