男物袷長着 身丈を伸ばす

表側は単衣長着と同じように 内揚げ 衽 衿 の縫いこみを調べます。
男物の着物で通し裏の場合の説明です。八掛けと胴裏にわかれている時は女物と同じ方法になります。通し裏の内揚げは 肩あげと腰あげの二種類があります。男物の裏生地は胴裏と異なり 透けてみえませんので 手で探って それぞれの揚げを見ます。裏衿に余分があるかどうかを見る必要はありません。裏衽の縫いこみは表と同じように見ます。
男物の衿の中を見ないと衽の縫いこみがあるかどうかはわかりません。

身丈の伸ばし方

  1. 裏が肩あげになっている場合は 身頃から袖をはずします。裾ははずさなくていいですが そのほか 中とじを抜いて 表と裏が裾でひっついている状態にします。表の身丈を伸ばし 裏もそれにあわせて縫いなおしを行い もとにもどすという方法をとります。
  2. 裏が腰揚げになっている場合 袖を一度身頃から離した方が 縫いなおしやすいと思いますが 袖をはなさないでできれば、それにこしたことないという 大変中途半端な説明になってしまいます。

男物袷長着の身丈を伸ばす

ここで このように書くと できると思われるかもしれませんが理論上できるけど 綺麗になおせる保証はない、できれば 一度 ほどいて綺麗に洗ってからの縫いなおしにしてほしい。というのが和裁士の願いです。

仕立ててから年月がたつと、ほどいているだけで 中からほこりがたくさんでてきたりします。ふくろがはいっていたりすると 単純に伸ばせば完了するというものでもないからです。