一つ身の裁ち方図
- 基本的なことは大人用の方に掲載しています。
- 宮詣り掛け着については別のページに掲載
- 並巾の裁ち方で紐は別になります。
- 長着の表地の長さを掲載しています。
- 生地巾が広い時は他の裁ち方があります。
短い袖丈ならば
二つ身の裁ち方図
- 二つ身からは背縫いがあります。
- 一つ身と比べると前身頃と衽の巾のバランスが悪い。
- この裁ち方だと同じ方向の身頃が二つできます。表裏がない生地を使用します
- 黄色でぬりつぶしている身頃を反対に向けます。
- 用尺は3.8メートルから4.5メートル。
背縫いについて
昔の人は背縫いにこだわりがありました。二つ身は一つ身と比べると裁ち方は複雑だし身巾もつり合いが良いとはいえないのに二つ身という裁ち方があります。背縫いを作ろうとすると図のようになるのです。背縫いがないのは縁起が悪いらしくそれで一つ身には背守りや背紋飾りをつけるのです。
三つ身の裁ち方図
- 二つ身を少し変形させた裁ち方。
- 両面物と片面物で裁ち方が違います。
- 総体の身巾が一つ身と変わらない。
- 背縫いがあり前巾,後巾,衽のつり合いが良い。
- 三つ身は袖と衿を除いて身丈の3倍あればできるという意味です。
- 用尺 4.5メートルから5.7メートル
二つ身と同じように身頃の一枚は裏側を向ける
その他の裁ち方
追い裁ち 逆きじは 和裁 初級編4 ご覧ください。
紐はついていませんが昔はついていました。後ろから見たら背中の中心には縫い目がありません。これが一つ身の特徴です。次のページには四つ身の写真があります。