肩揚げの説明
- 肩あげの寸法=仕上がり裄丈-着丈け×2分の1+2センチ。
- 子供の裄を測る場合は上の計算は必要ありません。
- 肩揚げは袖の方に倒すので袖を見ながら縫う。
肩揚げの方法1
- 後は袖付に近くなるとまっすぐに縫うのではなく肩揚げの山に向かってカーブさせるという本もあります。
- 前の縫い方は途中から斜めに縫いますが2センチぐらい斜めに縫いこむという本と 2分の1ぐらい斜めにするという本もあります。どちらにしろ前は下に行くと浅く縫うということです。
- 宮参りの産着を五歳男児用にする場合 子供の体格によっては 産着よりも子供の裄が広い時もあります。そのような時でも 子供なので肩揚げはします。少しだけつまんで形だけです。
肩揚げの方法2
赤字が後身頃の肩揚げのつまむ部分 緑色が前身頃のつまむ部分です。
縫い方は 肩揚げの方法と同じで二つ目落としと三つ目落としてでかまいません。
寸法は尺貫法で掲載しています。それではいくらかわからないという方もおられますと思いますが 私が習ったのは 「前身頃の肩揚げは袖方向に2分ずらして 縫う時も後身頃の縫い巾よりも 前袖付で2分せまくなるように 斜めに縫う」です。
学校教育の場ではメートル法が採用されています。本によっては 袖方向に1㎝ずらすと書いてある本もあります。3分が約1㎝なので 2分よりも多くずらしていることになります。2分をセンチに変換すると 細かいので わかりやすく 1㎝としているのかもしれませんし ほんとうに 1㎝ずらすのかもしれません。そのあたりは 臨機応変すればいいと思います。
前身頃の肩揚げの大きさを後身頃より狭くして斜めにするのは 衿合わせをよくするためです。