打掛 掻取

シチヘンゲ

アルバイトに行くようになって 打掛を見るようになりました。多くは役者用なのですが、裾や袖口に綿がはいり、比翼仕立てになっています。 だいたい 6尺ぐらいの身丈があります。2メートル30センチぐらいでしょうか。 綿の入れ具合や 比翼が単衣になっていたりすることで 軽くはなりますが、それでも 衣文に掛ける時は 気合をいれてしないといけません。かなり重いです。

でも テレビで歌舞伎で 傾城の衣裳を見ると 裾は3枚の綿が入っている裾になっています。どの裾も 豪華な座布団のような綿がはいっているのです。私が普段に見ている役者衣裳よりはるかに重いと思います。あの衣裳を着て演技をする歌舞伎役者は とんでもない筋力がいると思います。 

大相撲の土俵に女性が上がれないことを言う時に、歌舞伎だって舞台にあがれないじゃないかという人がいますが、大相撲と歌舞伎を一食単にして論じることは間違っていると 衣裳を知るだけでわかります。

花嫁衣裳の方が まだ軽いです。

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