着物の寸法

シチヘンゲ

何も考えない縫製者もいますが ベテランになると着物の生地を見て この生地は 仕上げまでに縮む生地だとかを考えます。裁つ時には長めにしたりします。最後に寸法を見たら だいたい指定寸法になっているのですが その感覚は自分で習得するもので 誰が教えてくれるものでもなく 教えられる事ではありません。 しかし そう簡単にぴったりと仕上がるわけではないのです。

顧客によっては 細かく見るところがあります。1分でも違ったら ちょっとでもしわがあったら戻ってくるという所です。仕立て経験がある人が検品すると そうした検品というのがないのですが そうでない所は まぁ もどってきます。 ときどき こういうては なんですが ここが理由でもどってくるのか? べつの所の方が気になるじゃないの? というのもあります。

人間というのは 不思議です。経験がなくとも プロのような目をもっている人もいます。 驚くほど細かいけど 全体は見れないという人もいます。

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