子供物の腰揚げは 普通は 一度つまむだけです。今の時代は レンタルを利用したり 既製品の子供物の着物を買うことが多く 大人用に仕立てた着物を 腰揚げして着ることはあまりありません。子供専用の着物は 身丈を長く作ってはいません。腰揚げ分も多くありません。だから おはしおりの巾も少ないです。
大人用の着物を四つ身としてきる場合は 腰揚げの巾が多くなりますが 昔は それが 当たり前でした。今は そうしたことを知らない人が多く おはしおりの巾を少なくしてほしいというリクエストもあります。その場合 二重に腰揚げをするしか方法がありません。学校では 子供物の腰揚げは6対4 あるいは 7対3 と学んだのですが それをすると おはしおりが長すぎると クレームが来るのです。それが 今の時代です。